教育委員だより No.8

平成13年10月30日

小牧市教育委員会  教育長  副島 孝

「小牧中が本を出しました〜正門からどうぞ〜」

  小牧中学校が、教育コンサルタントの大西貞憲さんとの共著で本を出版しました。「正門からどうぞ―学校をひらく―」です。実は、小牧中は、三ツ渕小・光ヶ丘小とともに、平成12,13年度の2年間、文部科学省の研究指定をうけて実践に取り組んできました。その成果や学校での取組みを、多くの先生方で著したものです。途中に挿入されている大西さんのコラムが、解説の役割を果たしており、教育関係者でない人にも読みやすいものとなっています。

 研究指定の内容は「学校支援ボランティア活用」です。(個人的には、「活用」という言葉に抵抗があるのですが、文部科学省からの内容ですので仕方ありません。)小牧中では研究テーマを『学校支援ボランティアとともに創る学校教育』―支援授業を通して育てる「役立ち感は生きがい感」―と定めて、ボランティアの方と協力しながらの授業を試行錯誤してきました。文字どおりのプロの方もみえますが、ごく普通のお母さん方もみえます。大西さんのコラムによれば、「学校の役に立ちたい」と思ってくださった時点で、もうほとんど学校支援のプロなのです。

 この本には、研究のことだけでなく、「総合的な学習の時間」のこと、コンピュータのこと、生徒指導のこと、保健室のこと、部活動のことなど、中学校の様々な面がかなり正直に語られています。小牧中独自のこともありますが、どこの中学校にもあてはまることも少なくありません。ある意味では、いろいろ議論になっている中学校の様子が分かる本でもあります。また、その中で教師が何を考え、何に悩み、どう取り組んでいるかを知る本でもあります。

 学校ボランティアは三つの学校だけで行われているのではありません。うちの学校のほうが年季が入っているぞ、という学校もたくさんあります。市内すべての学校で行われています。内容もユニークです。本の読み聞かせから、中学校のトイレ掃除を生徒といっしょにやることで声をかけあえる仲になったというものまで、多彩な活動がなされています。これまでは各学校での活動に任せてきたわけですが、共通する部分には市教委も積極的に関わっていくべきではないかという意見も、教育委員の中では交わされています。

小牧中の研究発表は、11月20日(火)12:40〜13:10受付で行われます。もちろん、三ツ渕小・光ヶ丘小の発表もあります。当日参加も可だそうですので、興味のある方はご参加ください。なお、「正門からどうぞ」(出版for next)は、紙本書店仮営業所(駅前ラピオ西)と小牧中学校でお求めになれます。934円+税で980円です。


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