教育委員会だより No.12

平成13年12月4日

小牧市教育委員会 教育長 副島 孝

「ボランティアに支えられる」

12月2日にふれあいセンターで「2001年ボランティア国際年記念フェスティバル」が開かれました。その場では、市内に103以上の団体、4300人ボランティアが活動しているとの紹介があり、篠岡地区のボランティアと災害ボランティア・ネットの会からの活動発表がありました。その際、手話通訳や要約筆記のボランティアがついていたことは、報告するまでもありません。実は、教育委員会関係のボランティアも、先回紹介した学校支援ボランティアだけではありません。生涯学習関係の事業は、ボランティアの方に助けられて行われているのです。

まず「生涯学習ボランティア・こまき」という会があります。この会は、通信教育の「生涯学習ボランティア養成講座」を自費で受け(修了後に一部補助が出ます)、修了した方たちで構成されています。現在52名の会員は、自費で1年間の講座を受けたという意欲あふれる皆さんだけあって、各方面で活躍されています。会は、公営イベント支援班、自主講座班、他地域との交流班、ふる里こまき勉強班、パソコン教習班の5班に分かれて活動しています。

たとえば、コンサートなどが行われる場合に、入口で入場券をチェックしているのは市教委の職員だけでなく、ボランティアの公営イベント支援班の方々も多く含まれています。小牧山などの史跡を見学する際には、ガイドボランティアの人の説明を受けることもできます(連絡先、生涯学習課76−1166)。先日図書館が行った不要図書のリサイクルの際にも、「生涯学習ボランティア・こまき」の方に多数協力していただきました。また、市立図書館は図書の整理や図書館だよりの編集を、ボランティアにお願いしています。

まなび創造館の女性センターでは、講座を受けられた方たちがグループを結成し、いろんな活動を続けてみえます。ここでも女性センターだよりの編集はボランティアの方で行われています(このホームページの教育委員の似顔絵も、実はこの方々にお願いしました)。小さいお子さんを持った方で各種の会合に参加したい人たちに好評な託児ボランティアも、女性センターの講座から生まれたものです。

このように多くの方のご協力を得て、教育委員会の事業は行われています。これが職員だけで行うことになれば、ものすごい数の職員がいることになります。肥大化した行政組織を望む市民は、おそらく誰もいないでしょう。また、いつも感じることですが、事業を終えたときのボランティアの方のお顔が、充実感を物語っています。

そんな経験を多くの子どもたちにも味わわせてあげたいという思いが、現在多くの学校で取り組まれている体験学習の基礎にあります。もちろん自発的であることが望ましいのは、言うまでもありません。しかし、体験を通して充実感を味わい、自発性につながっていくという考え方もあります。このあたりが、教育という働きかけが持つ矛盾の一面を物語っています。


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