教育委員だより No.31

                                                         平成14年6月18日

                                                小牧市教育委員会教育長  副島 孝

岸田家の内部公開

お待たせした岸田家の修理工事が完成し、いよいよ今月22日(土)から公開が始まります。岸田家といえば、屋根神と出格子でよく知られてきました。しかし、最初に建てられたのは約200年前であり、傷みもかなり進行していました。そこで、当主の岸田宗喜さんが平成12,13年度に小牧市からの補助金を受け、半解体修理事業を行われました。工事の完成と公開の準備作業を終え、いよいよ公開の運びとなったわけです。

公開は午前10時から午後3時ですが、新聞等でも報道されたように、22日(土)23日(日)には公開イベントが開催されます。両日とも、午前11時からこれまで修理方法等を指導いただいた、藤田盟児先生による説明会が行われます。午後1時30分からは22日(土)に落語、23日(日)に小牧三曲連盟による和楽器の演奏が行われます。先着100名様には小牧市茶道連盟による抹茶のサービスがあります。あまり一時にたくさんの方がみえた場合には、少し整理させていただくことになるかもしれません。なお、近くには駐車場やトイレはなく、公共の駐車場などを利用していただくことになりますが、両日は保健センターを利用できます。

岸田家は個人の住宅ですし、岸田さんが居住されています。したがって、その後の公開については、いつでも可能というわけにはなりません。岸田さんのご協力で、まず8月末までは土・日曜日の午前10時〜午後3時までの公開となります。土・日曜日以外や9月以降についても、できるだけ公開をと考えていますので、文化振興課(0568−76−1189)までお問い合わせください。個人住宅ですので、くれぐれもマナーを守った見学をお願いします。なお、居住部分を除いた部分のみの公開となります。

小中学校の社会科や総合学習での見学や各種の市民グループの見学を、大いに期待しています。説明用のパネルや古文書等の展示、パンフレット(大人用以外に小学生用も)も用意してあります。このように、見学されれば様子を理解していただけると思います。しかし、説明してくれる人がいたら、ずっとわかりやすくなるはずです。そこで、ボランティアガイドの皆さんが協力してくださることになりました。予約していただければ、都合のつく限り説明付きで見学することができます。ぜひ、ご利用ください。

岸田家のすぐ近くには初代尾張藩主義直の別荘であった御殿や、その庭にあった小池跡であった蟹清水などの地名が残っています。この下之町から北上し、中町を通り、戒蔵院を右折し横町を過ぎ、ラピオ西を左折し上之町をたどれば、小牧宿の面影をたどることができます。ずいぶん様子は変わりましたが、道標など当時をしのぶものは少なくありません。小牧山にも足をのばしていただければ、小牧の歴史はいっそう身近なものになります。

ピーチライナーの小牧駅・桃花台センター駅や市役所企画課で入手できる「歩いて楽しい小牧発見map」が、今話題となっています。親しみやすい内容ですが、史跡などの記載は十分とはいえません。文化振興課でも「小牧・長久手の合戦ガイドマップ」を用意していますが、今後も歴史散歩を楽しめるための案内板などの整備を進めていきたいと考えています。なお、広くご活用いただいていた小冊子「小牧の文化財散歩」は、現在品切れ中です。現在、増刷に向けて改定作業中です。秋ごろには出来上がる予定です。

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