教育委員だより No.40

                                                         平成14年10月3日

                                                小牧市教育委員会教育長  副島孝

図書館のデジタル化

国立国会図書館の蔵書のデジタル化が進み、10月1日からはホームページで閲覧できるようになりました。国内で発行されるすべての書籍を集めている国会図書館のデジタル化は、住んでいる所による利用の不平等を解消する大きな意味を持つものです。知的所有権の問題もあり、当面は著作権の切れた書物に限るようですが。それでも、明治期の書物は結構たくさんインターネット経由で読めるようになりました。

国会図書館のデジタル化と比べるのはおこがましいのですが、小牧市立図書館にもやっとホームページができました。これまでは休館日などをお知らせする程度でしたが、やっと蔵書の検索ができるようになりました。調べたいことがあるときなど、ずいぶん便利になるのではないかと思います。やっとデジタル化の入り口にまで達したかなあと感じています。やっと入り口と言うのは、ホームページから予約したりすることはできないからです。

現在、小牧市では蔵書が、市立図書館と3市民センター図書室に分散配置されています。これまでは、それぞれの場所に設置してある端末で直接検索するしか方法がありませんでした。それがインターネット経由で検索ができるようになったのですから、ずいぶんの進歩と言えるのではないでしょうか。館内でのIT化やバリヤフリーに関しては、実は現在の市立図書館の弱点で、施設的にも改善が難しく、面積的にも本棚を高くせざるを得ないというのが現状です。

ところで、いくらインターネット経由での利便性を向上させても、直接本を見ながら選ぶことにまさる方法はありません。それは、インターネットで書籍を購入できるようになった現在(インターネット書店の方が入手が早いのが現実です)でも、本屋さんで立ち読みをしながら選ぶ楽しみにかなう手段がないのと同じです。私も時おり図書館へ行きますが、ずらりと並んだ本を眺めているうちに、これまで読もうともしなかった本に思わず手を伸びたりして、これが図書館の効用かなと感じることがあります。また、各市民センターの図書室にはそれぞれの特色があり、書棚を見ると新鮮な感じを受けます(もちろん、どこに置いてある本でも取り寄せができます)。

図書館のホームページには、検索のほかにも興味深い内容があります。統計というメニューがあり、ここには登録者数が載っています。年間2万人強となっています。これは、バーコードの入った館外貸出カードを年間に使った実人数です。2万人強という数が、多いのか少ないのか。小牧市の人口は14万8千人で、そのほか在勤、在学の人も含まれますから、もっと多くても不思議ではないような気もします。現在、館外貸出カードを持っている人は、果たしてどのくらいでしょうか。もし、お持ちでないのなら、いちど図書館や各市民センターの図書室を訪れになって(移動図書館の青空号でも発行しています)、カードをお作りになってみてはいかがでしょうか。その場で発行しています。

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