教育委員だより No.55

                                                                  平成15年5月1日

                                                                  小牧市教育委員会教育長  副島孝                                             

ボランティア・ティーチャ−の募集

ボランティアという言葉も、今や何の違和感もなく使われるようになりました。教育委員会でも生涯学習の分野を中心に、多くの方のご協力をいただいています。各学校では、学校支援ボランティアの方が多方面に活動されています。教育委員会でも学校支援ボランティア登録を受け付けたら、という声もいただいていました。しかし、基本的には各学校でお願いしたほうがうまくいくのではないかという考えを持っています。ただ、授業に入っていただくような専門的な知識を持った方を、すべて学校だけで探す方式もあまり現実的だとは思えません。そこで、学校を特定しないで授業に参加してもよいというボランティア・ティーチャーを、教育委員会でも募集することにしました。

授業に参加するということになると、かなり考慮しなければならないことが出てきます。1時間の授業は計画を持って行われないと、結果的に子どもたちに伝わるものがなかったというおそれがあります。そこで、ボランティア・ティーチャーの授業参加のイメージを作っておく必要を感じます。一般には、NHKで放送されている「課外授業」を思い浮かべるかもしれません。しかし、あの方式には準備も含めて多くの時間が必要ですし、やっただけの成果が期待できるかどうか、必ずしも明らかではありません。それに、最も心配するのは、あの方式には学級を指導する先生の姿が見えないことです。外部の方に授業に入っていただくことで効果を期待するのは、子どもたちだけではなく先生方でもあります。

では、私がどんなイメージを抱いているかというと、それは『世界でいちばん受けたい授業』(藤原和博・小学館)の授業です。それは、足立十一中の選択社会で実践された「よのなか」科です。授業を運営する専門家としての教師と、専門的な知識・経験を持ったボランティア・ティーチャ−とが役割分担しながら、協力して授業を創っていくイメージです。ボランティア・ティーチャ−は子供向けの話が上手だとは限りません。かといって、単なる情報提供者としての扱いは失礼です。せっかく協力いただくのですから、成果を最も期待できる方法をとるべきだと考えます。

実は、以前から市長にも協力を依頼していました。弁護士として、公民の授業に協力できるならやりたいと応じてくれました。足立十一中の実践は、選択社会でしたが、正課の社会科でも実施できると思います。登録いただいても必ず要請があるとは限りませんが、要請があれば学校の授業に自分の経験や特技を生かしてもよいとお考えの方の応募を期待しています。なお、ボランティア・ティーチャ−は、基本的には無償でお願いしたいと考えています。

また、今年度から「おもしろ発見隊」という名で、第2第4土曜日の子ども向け文化講座を実施します。囲碁・将棋・合唱・手作り道具・手芸など、いろいろなメニューで半期9回程度の講座です。こちらも指導していただける方がみえれば、もっと多彩な講座が開けます。こちらの講座の講師を手伝っていただける方も探しています。こちらの方は薄謝(1回2000円)を考えています。どちらも、申し込みや問い合わせは、学校教育課(電話0568-76-1165)までお願いします。ここ(http://www.komaki-aic.ed.jp/gakkyo/volunteer/bt-touroku.htm)からも登録できます。

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