教育委員だより No.58

                                                                  平成15年6月18日

               小牧市教育委員会教育長  副島孝

わくわく体験広場での親子ジャガイモづくり

6月15日の日曜日に、わくわく体験広場でジャガイモの収穫ができました。農家が育てたイモを掘るだけの体験ではなく、育てるところからやってみたいと、以前から考えていました。実は、この体験広場の最初の年にも、ジャガイモではなかったのですが、試みたことがあったそうです。そのときは、世話に来る家族も少なく、雑草に負けてしまったと聞いています。しかし、今年度の取組みは大成功。一家族20sぐらいはできたのではないでしょうか。私も皆さんと同じ区画で育てましたが、とても家族では食べきれないほどで、近所や知り合いに配りました。

わくわく体験広場では、魚のつかみ取りとサツマイモの芋掘りを行っていました。どれも大好評で、毎回1000人を超えるほどの親子で大盛況です。しかし、体験と銘打つからには、ただ取ったり、掘ったりするだけでなく、親子で育てて収穫まで関わることを重視したいと考えたからです。ジャガイモづくりにしたのは、比較的短期間(3月22日タネイモ植え、6月15日収穫)で収穫でき、できたものも掘りやすく、また食べて収穫の喜びを感じられるものだからです。50組ほどの応募があり、結果的に1組の収穫が多すぎ、我が家では連日ジャガイモ料理が続く結果となりましたが。

実際の取組みは大変でした。農作業は原則として土曜日に5回と決めていましたが、いもの成長は天候に左右されることや土曜日が都合の悪い日もあり、ご迷惑をおかけしました。係としては、50名の方への連絡が大変だったようです。メール受信が可能な方にはメールで送るなど、連絡方法を工夫すべきだとも感じました。種芋の植え付け、肥料やり、芽かき、除草。それでも現実には、地元の大山区の方々に、うね起こしから成長具合を見ての施肥など、陰で大変な面倒をみていただきました。それでも、ほとんどの方が途中の除草をきちんとやっていただき、目的を達成することができました。

体験活動とは言うけれど、疑似体験が多すぎるとは、よく言われることです。ある本に、こんな話が載っていました。ある幼稚園で契約している畑で芋掘りをしました。そのとき、隣の畑の葉が全部しおれているので、不思議に思って農家の方に聞いてみました。お話では、契約している別の幼稚園の芋掘り用で、子どもが引っ張ったらすぐ抜けるように掘って、もう一度埋め直してあるからしおれているとのことでした。こうした幼稚園の気持ちも分からないでもないが、これではテーマパークと同じだと、著者は怒っていました。

わくわく体験広場の活動を見て気づくことは、若いお父さんやお母さんも楽しんでやっていることです。子ども体験と銘打っていますが、いつも親も一緒に熱心に取り組むことが多いように感じます。実は親の世代も、このような体験は少なかったのではないかと感じています。もちろん、子どもは見ているだけで、親だけが一生懸命やるのは論外ですが。個人的には、ジャガイモの花と実に興味があり、ミニトマトのような実を初めて見ることができました。花が咲くから実がなり、種が取れるはずですが、今は実のならないジャガイモが圧倒的なようです。

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