教育委員だより No.83

                                                                  平成16年4月1日

                                                教育長 副島孝

教職員着任式にて

  毎年度末に人事異動が行われ、多くの教職員の退職、異動、新規採用などがありました。昨年度まで小牧市では、異動者全員を対象に辞令伝達式を行っていました。しかし、昨年度末で原則的に県教委の辞令が廃止されたため、本年度からは、新規採用者と市外からの転入者を対象に、加えて全小中学校の校長の列席も得て、着任式という形で実施しました。

今年度は特別職の交代もあり、市職員の辞令交付式などが午前中いっぱいかかるため、4月1日という各学校の新年度のスタートに迷惑をかけないよう、朝一番に実施しました。式のプログラムの中に教育長訓示があります。例年は年度初めに多くの教職員に直接お話しする機会として、利用していました。今年度は退職者や市内での異動者が入らないため、少ない人数で実施する結果となりましたので、そのときの話の骨子を載せることにします。

*  *  *  *  *  *  *  *

三つお話をさせていただきます。まずは、「教職員は市町村の職員であるとの認識を持っていただきたい」ということです。今日参加の中には、新規採用の14名の教員と1名の事務職員がみえます。義務教育費国庫負担制度により愛知県の任命となっていますが、皆さんの従事する教育の仕事は小牧市の事業であります。したがって、皆さんは小牧市の職員であり、小牧市教委が服務の監督を行います。つまり、小牧市民の負託を受け、小牧市民の児童生徒により良い教育を提供するのが皆さんの職務であります。自分は愛知県の職員であって小牧市や小牧市教委からとやかく言われる筋合いはない、などという考えは、その人の無知をさらしていることになります。

次に、「学校は本来の機能を果たしてほしい」ということです。先にお話しした教職員給与の国庫負担制度にも総量裁量制が打ち出されました。この先、公務員制度自体もどんどん変わっていくことでしょう。また、公務員は安定しているからなどという理由で、皆さんはこの仕事を選んだわけではないと思います。学校教育は、さまざまな面で改革が迫られています。しかし、改革の本当の目的は、学校が本来期待されている機能をきちんと果たすことにあります。気を配っていただきたいのは、学校生活に子どもたちは満足しているのか、授業に子どもたちは参加しているか、学校生活を通して子どもたちは成長しているか、ということなのです。

最後に、「学校と教育委員会とは良きパートナーシップを取っていきたい」ということです。学校は、こういう学校にしたいという明確なイメージを持った校長のもと、教職員がそれぞれの力量と個性を発揮しながら向上していく組織体です。決して、教育委員会の指示どおりに動いていれば、良い成果が出るようなところではありません。小牧市教育委員会は、直接的な指示は極力控えます。しかし、支援は惜しみませんし、積極的に提案も行います。できるだけ建設的な議論を交わしながら、協力し合っていきたいと考えています。学校や教職員の皆さんの自主的自律的な取組と、その発信、相互交流に期待しております。

*  *  *  *  *  *  *  *

満開の桜の花を十分めでる余裕もなく、各学校では平成16年度スタートの準備に、決意も新たに取りかかっていることでしょう。間もなく新学年がはじまります。1年間の成果を決定づける黄金の3日間、1週間は目前です。今年度も、よろしくお願いします。

目次へ戻る