教育委員だより No.107

                                                                  平成16年12月17日

                                                教育長 副島孝

ピアノ・フェスティバルへの期待

1月16日(日)午後2時から、市民会館ホールで、ピアノ・フェスティバルが開かれます。この催しは、市民会館で今回新しいピアノを購入したお披露目のコンサートを兼ねています。市民会館のピアノがずいぶん古くなってきたことと、大ホールに複数のピアノが用意されていないことは、以前から指摘されていました。交響楽団の定期演奏会も行われるホールにふさわしいピアノを購入する予算が、今年度認められていました。

ピアノ購入といっても、いろいろな手法が考えられます。まずは、どんな機種が望ましいかを、考えなければなりません(もちろん価格が合理的なものであることが大前提です)。小牧市に関係の深いピアニストの中沖玲子さん(パリ・エコールノルマル音楽院教授)や河合毅彦さん(小牧市在住)ら音楽関係者4人による選考委員会を設け、検討に入りました。大ホール用ですからフルコンサート仕様に、既存の国産機種と複数化することを前提に、ピアニストの立場からも選択肢となるものに、などと議論が重ねられました。

その結果、選考委員会の結論は、スタインウェイを第一候補とするものでした。その際、必ず複数台の同機種のものを弾き比べて選べることも条件とするものでした。それから、価格の交渉に入り、何とかまとまることができました。これでやっと、ポピュラーの音楽家も含めて、「スタインウェイはないのですか」と言われることは、今後はなくなることでしょう。

この購入を、市内の音楽振興の機会に生かさない手はありません。金賞受賞者には新しいピアノの演奏を副賞にする、小学生から大学生までを対象としたピアノ・コンクールを計画しました。周知期間が短かったにもかかわらず、また小牧在住、在学、出身という条件をつけたにもかかわらず、 75名という応募者があり、驚きました。録音による第1次審査、実際に演奏してもらう第2次審査では、河合毅彦さんや中沖玲子さんに審査員を務めていただきました。

1月16日当日のプログラムは、まず第1部として、前田陽一朗君(東京芸大)を始めとするピアノ・コンクールの金賞・審査員特別賞の受賞者の演奏が行われます。第2部は、小牧市出身の城寿昭さん(東京芸大からハンガリーのリスト音楽院を経てベルギーのブリュッセル王立音楽院留学中)、現代音楽を中心に活躍中の河合毅彦さん、すっかり小牧市民におなじみなった中沖玲子さんに、小牧市交響楽団も加わるという豪華さです。特に、私の最も好きな曲「ラプソディー・イン・ブルー」は、個人的にも非常に楽しみにしています。

入場料は大勢の方に聴いて(見て)いただきたいため、特別に一般1000円、小中学生500円と格安の設定となっています。市役所文化振興課(電話0568-76-1188)や市民センター、市民会館、中部公民館、勤労センター、まなび創造館のほか、小中学校も入場券購入の窓口になっていただく予定です。ぜひ、たくさんの観客で、演奏者を激励していただきたいと願っています。

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