教育委員だより No.143

                                                                  平成18224

                                        教育長 副島孝

ジュニアセミナーとポイントラリー

学校週5日制が完全実施されてから、丸4年になります。制度自体は定着したと言えますが、本来ねらっていた「学校、家庭、地域社会の役割を明確にし、それぞれが協力して豊かな社会体験や自然体験などの様々な活動の機会を子どもたちに提供し、自ら学び自ら考える力や豊かな人間性などの『生きる力』をはぐくむこと」が実現できていると、言い切れる人はいないでしょう。

もちろん、数多くの取組みがなされるようになったことは事実です。しかし、子どもたちの側から見れば、決して積極的に土日を活用できているとは言えないのが現状でしょう。強制するようなことではありませんが、行政としてどう関わっていくべきかという視点から再検討する時期にきているように思います。基本的には、参加した子が何かを得られる取組み、単発の取組みよりは継続的な取組み、参加を促すような仕組みなどを充実することが必要だと思っています。

来年度リニューアルするものに、「ジュニアセミナー」があります。これは、これまで行っていた「おもしろ発見隊」を基本に、各課の子ども向け講座を統合発展したものです。5回〜7回開催の19講座を用意することができました。「木のおもちゃで遊ぼう」「国際人になろう」「科学と工学のすがた」「友だちづくり」「小牧の自然を楽しもう」「星空ウオッチング」「昔の小牧って」などに加えて、ビーズアクセサリー、トールペイント、絵、料理、デコパージュ、囲碁、将棋、ハーモニカ、歌なども幅広く用意されています。

先日、講師の打合せ会を開きましたが、どの講座も期待できる内容だと確信できました。特に、今年度募集人員に至らず開設できなかった「小牧山おもしろ俳句会(全国俳句大会に参加しよう)」と「工業のおもしろさ」(小牧工業高校を会場にものづくりの面白さを学ぶ講座)は、来年度こそ開設したいと願っています。4月に入ったら、募集のチラシ(このデザインにも力が入っています)が学校を通じて配られます。

ジュニアセミナーに併せて試行するのが、「ポイントラリー」制度です。これは、学びのポイントラリーを参考に、ジュニアセミナーに限らず、さまざまな教育委員会開催の事業に参加したら、ポイントをもらえるというものです。スポーツ関係は除いていますが、うまく行くようなら将来は含めたいと思っていますし、いずれは教育委員会以外の事業(可能なら地域や民間の取組み)にも拡大できたらと考えています。

自然体験の場としての「(兒(ちご)の森」も、4月にはオープンします。子ども読書活動推進計画の策定に伴う市立図書館と学校図書館との連携事業も、本格化します。中学2年生全員の、5日間の職場体験も始まります。学校教育と自然体験や社会体験とが、相乗効果を生むようになればと期待しています。

目次へ戻る