教育委員だより No.160

                                                                  平成18929

                                        教育長 副島孝

図書館の英語本に読みやすさラベル

図書館は今、年に一度の棚卸し(特別整理期間)で30日まで休館中です。この機会に全館で蔵書の所在確認や、データとの整合作業、閉架書庫行きの本の選別などを行っています。例年の作業に加えて今年は、英語多読の英語学習法研究会(SSSの皆さんがボランティアで参加していただいています。図書館にある英語の本に、読みやすさのレベル(YL)を示すラベルを貼る作業です。

ご存じの方も多いかと思いますが、図書館には、ほんの数十語しか使わない超初心者向けの絵本から、使用語数が徐々に増えるGRGraded Reader)やネイティブの方が普通に読む大人向けの本まで、段階を追って読み進むための英語の本が揃っています。今のところ県内では蒲郡市立図書館と小牧市立図書館の2箇所がそうです。市外の方も尾張北部広域行政圏内の方は広域利用ができますので、英語の本を借りる方が増えているそうです。

実に楽しそうに作業をしてみえるので、おじゃまだったかも分かりませんが、先日うかがって少し話し込んでしまいました。英語を読むのは日本人にはいちばん合っている方法だよね、ということで意見が一致しました。休館あけには、新たなラベルが貼られた英語多読用の図書がご覧になれるはずです。これを利用して少しずつ段階を上げて読んだり、ときには難しい物やずっと易しい物を読んだり(これをパンダ読みと呼んでいます)する際の参考にしていただけたらと願っています。

最近でも小学校での英語必修に関して、さまざまな議論がなされているように、日本人なら誰でも英語には複雑な感情を持っています。英語に関してはどうしても会話力が話題の中心のようですが、英語での会話の機会が多い人は限られるのではないでしょうか。それよりも手っ取り早く英語を楽しむには英語の本を読むことだ、と私は経験から感じています。そんなことは夢のまた夢と思っていたのですが、酒井邦秀先生提唱の「英語100万語」(易しい本からの英文多読)のお陰で、何とかペーパーバックスの小説を筋だけなら読むことができるようになりました。それに今はペーパーバックスなら、翻訳の文庫本より安く買えることが多いのです。値段は安いし時間はかかるので、長く楽しめるという意味ではずっと経済的です。

英語学習法研究会のご協力で、11月25日(土)には酒井邦秀先生の講演会「めざせ100万語!多読でひらく英文小説の豊かな世界」が、中部公民館(SSSのホームページでは小牧市立図書館になっていますが、駐車場の関係もあり講演会はすぐ近くの中部公民館で行います。詳しくは小牧市立図書ホームページ)で開かれます。私も酒井先生の講演を聴いて、GRだけからペーパーバックスへ挑戦する気になりました。非常に楽しい、しかも刺激的な講演ですので、ぜひご参加ください。と言っても、定員100名で市外や県外からの参加も多いと思われますので、お早めに申し込みください。

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