教育委員だより No.162

                                                                  平成181027

                                        教育長 副島孝

教育委員の交代

教育委員の任期は4年間となっています。今月から任期満了で退任された坂田新さんにかわり、埋田良博さんが新しい教育委員に就任されました。坂田さんは愛知文教大学の学長という激務のなか、専門の中国文学や大学経営の視点からだけでなく、郷土史や文化財保護の面でも示唆に富む発言や活動をしていただきました。地元大学との連携強化は、これからの小牧市教育委員会の方向の一つでもあります。退任後の方が、むしろ協力をいただけるのではないかと期待しています。

埋田さんは、私が県教委尾張教育事務所に勤務していたときには県教委の教職員課長として、教育長就任後は管理部長としてお世話になった方です。これまで小牧市では、教育行政経験者が教育委員に就任したことはなかったと思います。小牧市が県教委事務局の経験者を教育委員として迎えたのには、それなりの理由があります。単に県教委での経験が市教委でも生かせるだろうというものだけではないだろうと、私は想像しています。

市教委は決して県教委の下部機関ではありません。小牧市でも自己の権限で可能な取組みには、これまでも最大限の独自判断をしてきたつもりです。しかし、その権限の範囲が大きく変わろうとしています。従来は県教委が行っていたことでも、今後は市教委として独自に判断していくことが多くなることは確実です。その独自判断の際に、埋田委員の経験は大いに参考になると思います。また、教育委員会の在り方が問われている現在、教育委員会のさらなる充実の面でも、貢献いただけるはずです。

改めて紹介するまでもなく、留任の委員も強力です。山下豊子委員長は英語教育、国際交流、男女共同参画の実践者として知られた方です。松浦秀則委員長職務代理は、革新的な経営者として従来の規制の枠を取り払う事業展開をされています。また、現役のPTA会員でもあります。最年少の横井志保委員は、幼児教育の実践経験を持った研究者で、短大教授として保育者を養成してみえます。いずれも、私には欠けている点を補ってくれる方々ばかりです。

このように多彩な委員に恵まれていますが、皆さん活躍中の方々ばかりなので、会議等の日程調整がなかなかできないという難点もあります。しかし、教育委員会という会議の席ばかりでなく、お会いする機会は少なくありません。そんなときにお聞きした内容が、私には非常に参考になります。唯一の常勤の委員としての私にとって、貴重な助言者であり、強力なサポーターであり、同時に厳しい評価者でもあるのです。

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