教育委員だより No.167

                                                                  平成181220

                                        教育長 副島孝

キャリア教育で文部科学大臣表彰

小牧商工会議所の西にあるベーカリーTODOを、ご存じでしょうか。おいしいパンを焼いているパン屋さんとして有名ですが、小牧市内の中学校では別の意味でも有名です。それは10年以上キャリア教育(学校では進路指導とも呼ばれます)のなかで、生き方を語ることによって職業観を育てる講師を務めていただいたり、職場体験の場を提供し続けていただいたりしているからです。

そのベーカリーTODOさんが、今年度のキャリア教育優良企業として文部科学大臣表彰を受賞されました。愛知県からは唯一の受賞企業です。中学生たちに社長の澤田栄司さんがご自分の体験を話してみえるのを、私も聞いたことがあります。優しい口調で、これまでの経験を語る中で、パン作り技術の追求、接客での心がけ、仕事を通じて社会に貢献する意義や社会人としての役割など、生徒たちの心の中にしみ込んでいくのが感じ取れました。

労働環境が激変してしまった時代だからこそ、中学生たちが正しい職業観を身につけることが重要になっています。学校内でのキャリア教育も重要ですが、それだけで十分だと考える人はいないでしょう。そんな気持ちから今年度、全中学校で5日間の職場体験に取り組みました。来年度以降も継続することになると思いますが、保護者や市民の方々のご理解も必要です。しかし、何と言ってもご苦労をいとわず受け入れてくださる事業所がなければ、できることではありません。

キャリア・スタート・ウィークのサイトでは、各校ごとに協力いただいた事業所の一覧が掲載されています。この中には三警電子さんを始めとして、長年協力いただいている事業所がたくさんあります。また、今回初めて受け入れていただいた事業所も少なくありません。事業所へのお願いに関しては、小牧商工会議所に特にお世話になりました。こうした方々に支えられて学校教育が成り立っているのを痛感しますし、小牧という協力的な地域にも感謝しています。

このような小牧の方々の代表として、TODOさんが受賞されたのだと思っています。また、社会教育功労者として小牧女性の会の稲垣孝子会長も、先日文部科学大臣表彰を受けられました。二重におめでたいことですし、これまでのお二方のご貢献を考えれば当然だとも感じています。さて1月には、4校(小牧中、篠岡中、応時中、岩崎中)が同時に、職場体験を実施します。町中で中学生が目につくことになるでしょう。どうか温かい目で見守り、応援していただくようお願いします。

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