教育委員だより No.175

                                                               平成19322

                                        教育長 副島孝

夢・アイデア発表会

21日(春分の日)の午後、市役所の大会議室で、「こまき市民活動ネットワーク」の運営による「市民まちづくりセミナー」が開かれました。これまでは主として講演会を中心としていた催しですが、今年度は「こんな小牧にしたい!」という夢やアイデアを募集、発表し合う形式で持たれました。49もの応募があり、幼稚園児や小中学生の作品も多いことから、講評を頼まれ参加しました。

作品の形式は、絵、造形物、模造紙へのまとめ、作文、絵本、詩、俳句・川柳、それにプレゼンテーションソフトと、実にさまざまです。幼稚園児の電車の走る町、動物のいる町から、小学生のゴミ・ポイ捨てのない町、花いっぱいの町、バリアフリーの町へ、少しずつ関心の対象が変化しているのが見て取れました。中学生はさすがに、外国人、障害者、ゴミ・環境、巡回バスなどの問題への具体的な提案(これがなかなかよく考えられている)がなされていました。

おとなの方は、いわば「開発型」と「心のつながり型」に分けられるように感じました。実は誰の心の中にも、この両面があるということでしょう。自然を大切にと言いながら大規模な開発を前提とする、自分にとって都合のよい自然(開発後の整備された「自然」や、動物全体ではなくペット的なかわいらしい「動物」)を好む、などは自分自身の中にも間違いなく存在しています。

その中で、名古屋空港を活用し、災害地・被災地に世界で一番早く救援物資を送り込める都市に、というレスキューストックヤード構想は、小牧市の条件を生かした壮大な夢のある計画だと感じました。最後に、障害者デイサービス施設「ひかり」の方から、「こんな小牧だったらいいな」という寄せ書きが紹介されました。現実の障害者の方からの発言は、説得力があります。特別な障害者のための会ではなく、このような会合で発表されたこと自体が大きな意味を持つはずです。

講評はぶっつけ本番で、言いたいことの半分も言えずに終わってしまいました。最近痛切に感じている「ある政策を行うことによる負の効果」にも関心を持ってほしいとの思いが出過ぎ、松田代表理事から「辛口のコメント」と指摘される結果となりました。発表していただいた方には失礼になったかもしれません。反省点はもう一つあります。既に市で実施していることも提案の中にあったのは、PR不足を露呈するものであり、今後もっと真剣に考えなければならないことだと痛感しました。

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