教育委員だより No.176

                                                               平成19329

                                        教育長 副島孝

小牧城のリニューアルオープン

小牧城(歴史的な名称としては「小牧山城」)として皆さんにお馴染みの小牧市歴史館が、3月31日(土)にリニューアルオープンします。一部の天井にアスベストが使用されていたことが判明したため、休館を伴う対策工事が必要となりました。この機会を利用し、内外装や展示を全面的に見直す改修工事を、昨年11月20日から実施してきたものです。

コンクリートむき出しの部分もあった内装を、壁や建具(展示物の劣化を防ぐためもあり、紫外線よけに障子を多用してあります)だけでなく、天井は格天井(ごうてんじょう:格子形に組んだ天井)、床は板張りと、木造の城がイメージできるものとしました。中央を貫く階段は完全な木製かと思わせるほどの出来映えです。また、外装では、裾を石垣で囲んで城らしさを演出しました。

それだけではありません。この機会に展示内容やレイアウトも大幅に見直しました。展示ケースなども一新したので、雰囲気も大きく変化しました。新たに発掘調査で出土した遺物も紹介してありますし、解説パネルも内容も含め分かりやすくしました。発掘品を中心として全体に展示物を絞り、すっきりとした見やすい展示になったと思います(この種の施設には絶対必要な、展示替えもできるようになっています)。

今回新設したもののひとつに、徳川美術館のご厚意による「小牧長久手合戦屏風」のパネル化があります。ジオラマと併せてずいぶん理解しやすく、興味をそそる展示となりました。3階は情報コーナーとして、田県神社の田県神社の豊年祭りをはじめとする市内の伝統的な祭りや文化財をDVDで鑑賞できます。歴史館の売りである4階の展望室も、従来以上に雰囲気あるものになっています。

男女共用でご不便をおかけしていたトイレも、もちろん男女別の気持ちのよいものになりました。3月31日と4月1日は、リニューアルオープン記念として無料で公開します(土・日・祝日は、従来から小中学生は無料です)。尾張の桜の名所でもある小牧山の桜も、咲き出しました。小牧山さくらまつりも始まります。ぜひ一度小牧城にも足を運んでください。

歴史館周辺の主郭部分の発掘も続いています。発掘が終われば、復元整備の計画に取り組みます。来年度には、発掘調査が未実施の西麓部分の暫定整備工事も行われます。西側の駐車場から入って、小牧山を快適に散策できる周回コースもできます。いっそう親しみの持てる小牧山になるはずですので、ご期待ください。

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