教育委員だよりNo.193

                                                               平成191031

                                        教育長 副島孝

バンブーインスタレーションの14

稲刈りの済んだ田んぼでの竹の造形展「バンブーインスタレーション in おおくさ」が、今年も114日(日)まで大草の八田川沿いに開催されています。今や大草地区の秋の風物詩となったバンブーインスタレーションも、今年で14年目を迎えたことになります。たまたま大草を校区とする学校に勤めていた関係で、ほんの僅かながらも最初から関わった身としては、感慨深いものがあります。

審査の始まった11年目の2004年からは、審査員の末席をけがしています。その審査会が先日開かれました。今年は竹切りから参加者が行うことになったせいなのかどうか、やや出品数が減ったものの、それでも20作品が出品されました。例年のように、技術的に優れた作品、大勢の力が結集した作品、見ているだけで楽しくなる作品、独りで作り上げた作品など、どれも意図のある力作ぞろいで、審査は難航しました。

今年は5人の審査員の過半数がかわったこともあり、審査の合間にさまざまな意見が出ました。これだけの作品が毎年揃うのだから、マスコミを利用するなどもう少し広報面を考えたらどうか。八田川賞・西洞賞・東洞賞など、賞の名前がローカルすぎるのではないか。市ともっとタイアップするなど、行政からの支援を引き出す手だてを考えたらどうか。それぞれの経験をふまえて、多くの意見が出されました。

どれももっともな意見で、来年の15周年を前にして検討すべきことばかりです。ただ、大草地区だからこそできた、大草地区に根づいたバンブーだ、という原点はゆずれないだろうなとも感じました。今やバンブーに併せて開かれる大草会館での音楽会や、駐車場での体験村・屋台村などは、地域にとっても一大イベントとなっています。また、片付けた作品を竹炭や竹酢にして八田川の浄化に活用するなど、環境面での取組みも見逃せません。

幼稚園から小中学校や大学、若者から熟年まで、多くの人が関わって創り上げた取組みです。しかし、このままでいいのかという気持ちも主催者は持っているようです。そういう課題はあるにせよ、何はともあれ秋のひととき、大草の田園風景とその中での竹の造形を楽しんでみませんか。知らないうちにけっこうウォーキングにもなりますよ。

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