教育委員だよりNo.197

                                                               平成191217

                                        教育長 副島孝

よく覗くブログ

出版される本の中に、ブログ本と呼ばれるジャンルがあります。ネット上で書きためた日記風の文章を集めて、本にしたものです。ケータイ小説がベストセラーになる時代ですから、何の不思議もありません。読んでみたらブログ本(ブログ形式でないものもありますが)だった、という場合がよくあります。

ブログには、読者も参加できるという利点があります。書き込みによって反応を知ることができますし、それをまた別の読者が読む楽しみもあるわけです。しかし、ひとつ間違えると非難の殺到による、「炎上」などという事態に陥る危険性もあるようです。建設的な議論は望ましいのですが、ネット上での議論は得てして感情的になりやすい(感情的ととられる表現になりやすい)傾向があります。

また、悪意をもってネットに参加する人も、決して少なくありません。ネット環境では、セキュリティの重要性が強調されます。これもウィルスに代表される犯罪的な行為が、日常的に行われていることを前提にしているためです。ネット上での中傷やイジメは、なにも子どもたちの世界だけのことではありません。

そんななか、ネット上に毎日のように日記を公開している人がいます。個人的にはとても自分には真似できないなと思うのですが、読むのは嫌いではありません。割とひんぱんに覗くブログも二、三あります。

特に、私の知るかぎりでは最もアクセスが多いブログ「内田樹の研究室」からは、多くの刺激を受けています。例をあげれば、11月17日の「Peer Stressです。これを読むと、大学の先生も大変だなと他人事ながら心配になります。暴論のように見えるのですが、視点がユニークで発想の参考になります。自虐ネタ(反感を受けにくくする高度なテクニック)も多くて、感情的な反応を上手に抑えていると感じます。

もう一つは個人的な嗜好になりますが、「唐沢俊一の裏モノ日記」(こちらはブログではない)です。「と学会」ファンの立場から知ったのですが、私の想像範囲を超えた人物であることがわかりました。頭が硬くなっているなあと感じるときに、よく覗きます。仕事や日常の記述もさることながら、毎回の食事内容が詳しく書かれています。「いいもの食っているなあ」と評した人がいますが、同感です。

忘れるところでしたが、小牧市関係では「三楽の仕事日記」(これもブログではない)も落とせません。立場があること、仕事と名付けていることなどで、制約がかかるなか、よく続けられています。指導主事になってから、少し記述がまじめになりすぎているようです。仕事が大変で余裕がなくなってきているのではと、少し心配しています。

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