教育委員だよりNo.233                                                                                            

平成21219

教育長 副島孝

何のための学校の情報化か

先週、情報教育IT推進委員会が、例によって午後6時から開かれました。3人の学識経験者に市役所の情報システム課長、学校の先生や事務長など、多彩(多才)なメンバーですので、どうしても日程調整がつかず、こうなってしまいます。今回は前回詰め切れなかった、「小牧市教育委員会ネットワーク運用ルール」が議題でした。

この件に関しては、細部を検討していくと問題は限りなく生じてきます。利用者の責任を明確にして守らなかった者が悪いという形で行くのか、守らざるを得ないような実効性を追求するのか、この両者間のバランスの中で決定せざるを得ません。この日のニュースでも、運用ルールに書かれていた校長の許可を取らずに持ち出し、情報漏洩をしてしまった県内の学校職員の件が、報道されていました。

一応の結論が出ましたので、近日中に周知が図られるはずです。委員会では、来年度の機器の更新やシステム開発の件も提案されました。更新に関しては、スペックを上げて(性能を良くして)いくだけでよいのか、どう仕事に使うか、教育の質の向上にどう結び付けていくかの観点が必要ではないかとの指摘もありました。特にサーバーの保存データ量が増大しているが、そろそろデジタルデータに関しても保存ルールの検討が必要だとの意見が出されました。

またシステム開発に関しては、新しい学校給食センターの完成を期に3給食センターと学校をオンライン化し、給食事務を大幅に軽減するためのものであることが説明されました。給食関係事務や集金事務に、栄養職員や学校事務職員をはじめとする教職員がかなりの時間を取られている現実を、少しでも改善したいという思いから計画されたシステム開発です。ソフトウェア開発会社だけに任せるのではなく、様々な立場の教職員も参加する必要性が指摘されました。

話し合いの中では、そもそも小牧市で学校のIT化が進められたのは、情報教育やICTを活用した授業の充実と同時に、子どもたちと触れ合う時間を生み出すために、校務を効率化するという目的があったはずだ。その目的を忘れないように、折に触れて原点に戻ることも必要だとの意見も出されました。また、どこの学校に異動しても校務に戸惑うことのないシステムの構築こそ重要だ、との指摘もありました。こういう議論が出ることこそ、この委員会を作った意義があると感じました。

目次へ戻る