教育委員だよりNo.239                                                                                            

平成21428

教育長 副島孝

メナード美術館のリニューアル・オープン

改装のため休館していたメナード美術館が、リニューアル・オープンしました。先週24日には、オープニング・レセプションに出かけてきました。テープカットの後、「島田鮎子―たおやかな色と形―」を鑑賞しました。初期からの作品が展示され、画風の変化をたどることができます。最近の作品は、ご主人の島田章三氏に通じるものです。

レセプションは相羽館長の主催者挨拶に続き、島田鮎子さんの挨拶がありました。個人的には、画家自身のお話をうかがう機会は少ないので、どんな話をされるか興味がありました。画家として歩みが平坦ではなく、悩んだ時期が多かったこと、特に具象と抽象の間で作風を見つけるまでの苦労を淡々と語られました。どんな世界でも同じだなと、共感するものがありました。

この後、章三氏の後任の県立芸大学長である磯見輝夫氏や国画会の大沼映夫氏(この方の絵も島田夫妻に通じるものがあります)のスピーチが続き、温かい雰囲気が流れました。楽しいエピソードの紹介に、会場のご主人も微笑んでみえたのが印象的でした。

ところで、この特別展は、小牧市の美術鑑賞共催事業でもあります。例年のように「広報こまき」315日号に、無料招待券と割引券が刷り込まれています。中庭の西側に新しい展示室もでき、少し広くなりました。また、前庭東側には、休憩や講座などに利用できる多目的ホールが建てられました。落ち着いた雰囲気は同じですが、新鮮な感じも受けます。

ゴールデンウィークに一度出かけてみては、いかがでしょうか。「教師が本を読まなくなったとよく指摘されるが、それ以上に、教師が美術館やコンサートや市民の研究会から姿を消している。多忙な仕事に追われて学校と家庭に閉じこもり、教育の専門家としての教養も市民としての教養も衰退させているのではないだろうか」と『教師花伝書』(佐藤学、小学館)で指摘されている先生方も、ぜひどうぞ。

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