教育委員だよりNo.250                                                                                            

平成21910

教育長 副島孝

波乱含みの2学期の船出

織田信長サミットやあいち国際女性映画祭など、9月の始めに予定されていた大きな行事も盛況の内に終えることができました。多くの方々や団体のご協力のお陰です。しかし、9月からはもう一つ難題が待ちかまえています。新型インフルエンザです。

5月にこの欄で取り上げたときとは、状況は様変わりしています。すでに流行期に突入したようです。8月後半から、市でも対応策に追われています。夏休み中に、合宿により感染拡大した例が市内の子どもたちについても2つ起きました。そこで、3,4日に予定されていた特別支援学級の子どもたちが合同で行う宿泊学習を、やむを得ず急遽中止することに決めました。

各学校には、新学期に備えて手指消毒液を配付するとともに、始業式前に必ず学級での予防指導を行うよう依頼しました。学校を信用していないわけではありません。そのくらい気をつけなければならない事態だということを、子どもたちを通じて家庭や地域にも理解していただくためです。2学期は運動会や体育大会、文化祭などの学校行事が予定されています。修学旅行を秋に予定している小学校も、12校あります。状況によっては中止まで想定しなければならない事態だとの、認識が必要です。

3日には市民病院長と連名で、38°C以上の発熱があった場合、丸2日間(48時間)発熱がないことが確認できるまで、登校を控えるようお願いの文書を出しました。小児科の外来で、投薬で熱が下がったから翌日には登校させるとの事例があったからです。疑わしい場合は欠席することが、蔓延防止には重要です。大勢が集まる場所へのウィルス持ち込みを極力防ぐことが、対策の鉄則です。

そのうえで、手洗い・うがい・咳エチケットを、きちんと行うことしか対策はないようです。新型インフルエンザに関しては学級閉鎖の基準が下がり、10〜15%がめどとなりましたので、学級閉鎖なども起こりやすくなります。幸いにして、市内ではまだ学級閉鎖等はありませんが、先行きは不透明です。10月にピークを迎えるという予測もあるようです。心配なことばかりですが、私自身の収穫はただ一つ、この機会に細菌とウィルスの違いを学ぶことができたことです。

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