教育委員だよりNo.252                                                                                            

平成211013

教育長 副島孝

自転車用チェーン錠の寄贈

先週末に、小牧防犯協会連合会・小牧ライオンズクラブ・小牧ロータリークラブ・小牧中央ライオンズクラブ合同で、市内の中学生に自転車用のチェーン錠を寄贈していただきました。個数は3500個、市内中学生は4300人余ですから、約8割になります。配付については各中学校にお任せしましたが、自転車を利用するほとんどの中学生にいきわたることになります。

今回ご寄贈いただいた各団体は、これまでも青少年の健全育成のために、さまざまな催し物や取組み、またそのために必要な物品の寄贈などでお世話になってきました。しかし、今回のように合同での取り組みは、今回が初めてです。小牧警察署の働きかけのお陰でもあります。

昨年後半からの経済不況とともに、長年の努力で半減近くまでいっていた犯罪発生件数が、また急上昇を始めました。窃盗犯が多いのですが、特に自動車の車上荒らしが目立つそうです。中高生でいえば、自転車盗が急増しているそうです。何度も自分の自転車を盗られたために、つい他人の自転車を拝借したなどという事例も、現実に起こっていると聞きます。予防には、ダブルロックが最も効果的だと言われています。

1学期にも、自転車の乗り方や施錠の仕方を家族で話し合うために、プリントを配布しました(実際に、家族で話し合って約束を記入したものが寄せられています)。事件が起きてから、非行に手を染めてから対策をとるのではなく、予防的な取り組みに力を注ぐというのが何年も前からの小牧市の基本的な取り組みです。今回の自転車盗の予防にも、その方法を活用したということです。

自ら手間ひまかけて子どもたちのために協力する地域からの支えによって、中学生を含めた子どもたちが地域行事に参加するという現実となっているということが、小牧の誇りであると常々思っています。今回チェーン錠を配るということも、自転車盗に会う子どもたちをなくしたいという願いからのものです。一人ひとりの中学生は当然ですが、各中学校や各ご家庭でも、実際にダブルロックをかける習慣がつくように、ご協力ください。

子どもは家庭で育てるということは当然のことですが、子どもは社会で育てるという側面も重要だというのが、現在の国民の共通認識になりつつあるように感じます。理念は行動によって現実のものとなります。今回の寄贈という行動を、ダブルロック施錠の習慣化によって、現代の非行の入り口ともいわれる自転車盗の減少につなげたいと願っています。

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