教育委員だよりNo.263                                                                                            

平成22525

教育長 江口 光広

「日本語初期教室(にじっこ教室)がスタート」

  ゴールデンウィーク明けの5月10日より、来日して間もない日本語教育が必要な児童生徒を対象にした日本語初期教室が開講しました。場所は大城小学校の空き教室を利用しています。受講するのは、ポルトガル語を母語とする児童らが4名、スペイン・ポルトガル語が2名、タガログ語が1名、中国語が1名の計8名です。
 日本語がほとんど話せない児童生徒に、集中的に学んでもらうことによって、日本語や学校での集団生活に早く慣れてもらうことを目的にしています。約3ヶ月間この教室に通ってもらい、日本語での意思疎通などができるようになったら、それぞれが住んでいる地域の学校に戻ることになっています。

 市内の25小中学校に通う日本語教育が必要な児童生徒は約600人います。こういった児童生徒のために市ではすでに10年以上前から語学相談員や日本語指導員が各学校で巡回指導を行ってきました。
 しかしすでに地域の学校へ通いそこでの学校生活を始めている児童生徒にとって、日本語初期教室が始まったからといってそちらへ通うことは問題があります。せっかくなじみ始めた環境から一時的とはいえ離れることになるからです。そのため今回の教室へ通ってもらうのは、来日して間がないか、初めて日本の学校へ行くことになった児童生徒が中心となります。

 こうした教室の必要性は以前から言われていましたが、開設するには通学の手段、場所の確保、指導体制などの課題がありました。今回のスタートは運営するための様々な要件を最良の形で満たしているものではないかもしれません。今後も少しずつ努力を重ねながらよりよい形にしていきたいと考えています。

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