教育委員だよりNo.269 

平成23118

教育長 江口 光広

アレルギー対応給食の全校実施について

 

 今年の9月から市内の全小中学校で食物アレルギー対応給食を開始して約2ヶ月が経過しました。準備から開始までに調査や聞き取りなど慎重な対応を必要とする業務であるだけに、関係の皆さんの協力のもとに順調に運営できていることにほっとしています。

 南部学校給食センターが昨年3月に新設されたとき、この対応給食の調理ができるようあらかじめ必要なスペースが確保されていました。半年間の準備の後、9月から試行として同センターの配膳校8校でアレルギー対応給食を開始いたしました。その後1年経過しましたが、その間に他の東部学校給食センターと北部学校給食センターでも必要な施設改修などを進め、両センターの配膳校17校でもこの9月から開始することができました。

 市内の学校で提供しているアレルギー対応給食の方法は卵と乳製品の除去食という方法で行っています(牛乳に対しアレルギーのある子どもたちには豆乳を提供しています)。除去食とは食物アレルギーの原因となる卵や乳製品を摂取できない子どもたちのために、これらを加えないで給食を提供するものです。調理する過程でこれらの食材を料理に加える前に取り分けて完成させています。

 3ヶ所ある学校給食センターでは児童生徒のため毎日約1万4千食を超える給食を調理しています。それぞれの施設が4千5百食から5千食という大量の調理を行う中で、除去食を調理するためには専用の調理スペースや器具、専任の調理員などの充分な安全対策をとることが必要となってきます。本当は別メニューを用意できるのが理想ではありますが、施設・費用の面からも難しく、このため現在は食物アレルギーの原因として最も多い卵と乳製品に限って除去食という方法で提供しているわけです。

 除去食は月の給食のうち4回から6回ほど提供されており、現在約30名の子どもたちが今まで食べることができなかった給食を楽しんでおります。今後とも安全面に十分配意しつつ子どもたちにおいしく食べてもらえる給食を提供していきたいと考えております。

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