教育委員だよりNo.278 

平成261031

教育長 安藤 和憲

夢を抱く

 

今回は、「夢」について触れてみたいと思います。

今年の7月頃のこと、ある新聞の紙面で1本の映画のタイトルを目にしました。題名は「夢は牛のお医者さん」。内容を読んでいくうちに、30年程前、新潟県の過疎の村の小学校に3頭の子牛が入学したという記事が私の頭に蘇ってきました。当時、ニュース番組にも取り上げられ話題となった出来事でした。その記事が映画化され、日本各地で上映されているというものでした。

早速、上映予定を調べたところ、既に愛知県での上映は終了しており、近隣では、浜松市での上映が残されているだけでした。百聞は一見にしかず。丁度土曜日の上映ということもあり、浜松市まで出かけました。

この映画について解説している部分を紹介します。

 昭和62年、新潟県の山あいにある小さな小学校。新入生がいなかったこの年、校長先生は「新しいクラスメート」として3頭の子牛を入学させました。素朴な木造校舎、牛との共同生活、そして迎える「牛の卒業式」。

 病気がちの牛たちを前に、一人の少女は思いました。

 

 「私がお医者さんになって牛たちの病気を治してあげる」

 

 月日は流れ、小学校は廃校に。少女は獣医師を目指すため、親元を離れて下宿生活をしながら高校に通っていました。「高校3年間、テレビは見ない」と、子どもの頃の夢に向かって猛勉強。現役で獣医学部に合格できなければ獣医師は諦める。結果は、岩手大学農学部獣医学科に見事合格。

             (「夢は牛のお医者さん」の解説書から一部引用)

これは、小学校3年生のとき、子牛との出会いを通して抱いた「牛のお医者さん」の夢の実現に向かって力強く生き続けてきた一人の女性、高橋知美さんのドキュメンタリー映画です。

 映画を見終えた私の心に、「厳しい環境の中にあっても、諦めない強い意志があれば夢はかなうものだよ。」という高橋知美さんからのメッセージが伝わってきました。

 

目次へ戻る