エピペン研修 ーそのときどうする?ー
- 公開日
- 2018/06/02
- 更新日
- 2018/06/02
全校の部屋
最近、先進国を中心に食物アレルギーの患者が増えていると言われます。食物アレルギーに関するニュースがテレビ等でも取り上げられ、社会の関心度も高まりつつあります。
食物アレルギーとは「食べたり、触ったり、吸い込んだりした食物に対して、体を守るはずの免疫システムが、過剰に反応しておきる有害な症状」をいいます。本校でも、食物アレルギーをもつ児童がおり、毎年のその数が増える傾向にあります。
食物アレルギーはいろいろな症状がでますが、特に複数の臓器に重篤な症状が現れる場合を「アナフィラキシー」と呼びます。アナフィラキシーは、急速に進行すると、命に関わることになり、迅速かつ適切な対応が必要になります。アナフィラキーが心配される児童には、医師から治療薬として「エピペン」が処方されます。
前置きが長くなりましたが、昨日の授業後、職員が集まって養護教諭の先生を中心に、その「エピペン シミュレーション研修」を行いました。「給食中に突然、体調が悪化した児童」、給食後の体育の時間に気分が悪くなって倒れた児童」がいたことを想定し、それぞれのケースで役割分担して、実際の動きをしてみました。
実際にやってみると、たくさんのことがわかり、大変勉強になりました。事故や災害は、いつ誰に起こるかわかりません。「もしも」に備えて、それぞれに対応の準備をしておくことは大切なことだと、改めて実感しました。