「ネット依存の子どもたち」に想う(2)
- 公開日
- 2013/08/29
- 更新日
- 2013/08/29
総務委員会
学校や家庭での「ネットモラル教育」や「啓発活動」が必要だ、ということは常々言われていることですし、この「PTAの部屋」でも度々話題にしてきました。
「それはわかってるんだけど、どうしたらいいのかわからない」という保護者の方も多いと思います。
この「ネット依存」という問題は、私たちが考える以上に、複雑で根が深い問題のようです。
まずは、「現状を知る」ことから始めませんか?
一口に「ネット依存」と言っても、前の記事に書いたようにさまざまな問題が起きている、ということを「知ること」から始めましょう。
ネットに関連する問題として、少し前までは「出会い系サイト」で被害に遭う子どもたちのことがありました。
それがなくなったわけではありませんが、最近は「ネットいじめ」が大問題になってきています。
このように、ネットに関しては次々と新しい問題が起きてきていています。
私たちは、まずそれらを「知ること」が大切だと思うのです。
現状を知らなければ、問題に気付くことができませんし、子どもたちのサインを見逃してしまうかもしれません。
「知る」ためには、どうするか?
「関心を持つ」ことだと思います。
関心を持つことで、意識が高まりますし、関連する情報をキャッチすることができます。
これは保護者だけでなく、学校にも言えることですね。
学校には、そういった「関連する情報」が集まってきます。
それを保護者と共有すれば、大人たちの意識が高まって「子どもたちのために、一緒に取り組もう」という動きにつながるのではないでしょうか。
どこか遠い世界のお話しではありません。
今、現実に、目の前の子どもたちの間で起きている問題なのです。
ぜひとも関心を持っていただき、みんなで「現状を知る」ことから始められるといいですね。
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