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8/31 校長先生の「学校がよくわかる話・2」(2)

公開日
2013/09/04
更新日
2013/09/04

総務委員会

8/31 校長先生の「学校がよくわかる話・2」まとめの第2回です。


●依存することは自立につながる

これまでは「自力で解決することに価値がある」とされてきました。

たしかに、自分で考えて、自分で調べて、自分で解決することは大切なことです。

でも、わからないときに誰かに頼ることは、いけないことでしょうか。

決してそうではないはずです。

他者に頼ることで、自分の知識が広がり、頼られた側も同じように知識が広がるはずです。

校長先生のお話から「依存する力を持つことは大切なこと。依存できる人は、必ず自立できる」ということを教えていただきました。


「依存できる」ということは「教えて」と言えることです。

このように、安心して「教えて」と言える、相手に依存できる関係を作ることが、「学び合う学び」の目指すことなのですね。



●グループの形

校長先生が「グループには、リーダーは必要ないのです」とおっしゃったのには、ちょっと驚きました。

グループ活動をしていると、リーダーを作ったり、なるべく均等になるようにメンバーを入れ替えたりしますね。
しかし、「それは必要ない」とおっしゃるのです。


「どんな仲間と一緒になっても、互いに支え合い、学び合う、小さな社会を構築し、異質な価値観の中で『生きるためのかたち』を学ぶ場」と、校長先生はグループを定義されました。


人は、社会生活の中で、いろいろな人と関わりながら生きていかなければなりません。

好きな人、気の合う人とばかり付き合っていればよい、というものではないことは、保護者の皆さんは十分に承知していらっしゃることでしょう。

学校生活の中で、子どもたちは「社会に出るための練習」を積んでいるのですね。