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11/9 校長先生の「学校がよくわかる話・3」(3)『最終回』

公開日
2013/11/18
更新日
2013/11/18

総務委員会

11/9(土)の「校長先生の学校がよくわかる話・3」のまとめ第3回(最終回)です。


●「つながる力」を育てるために

では、「コミュニケーション能力」(=「つながる力」)を育てるためにはどうしたらいいのでしょうか?

玉置校長先生は「『学び合い』でのつながりが有効である」とおっしゃいました。

小牧市内の小中学校で教育活動の中心に据えられている「学び合う学び」が、「つながる力」を育てるのに役立つということなのですね。

小牧中では、新学期早々に「先生どうし」「生徒どうし」そして「先生と生徒」の関係づくりのための実習や授業を行い、「人間関係をきちんと結べる環境づくり」をされているのです。

そして、日頃の授業でも「学び合う学び」の中でグループでの話し合いを通じて、お互いの意見をしっかり聞く、自分の意見をきちんと伝える、といった経験を積ませて下さっています。

子どもたちが「学び合う学び」のおかげで、仲間同士で話し合うことに慣れている状況は、「全国学力・学習状況調査」のアンケート結果からも明らかで、小牧中では「普段の授業では、生徒の間で話し合う活動をよく行っていると思いますか」という質問項目に「当てはまる」と回答した数値が、全国平均よりも+36.6%だったとのことです。


●依存すること

以前の「校長先生の学校がよくわかる話・2」の中で、玉置校長先生に教えていただいたことの一つに「依存することは自立につながる」ということがありました。

●【PTAの部屋】8/31 校長先生の「学校がよくわかる話・2」(2) 9/4

「わからない」「困った」というときに、他人に依存することは恥ずかしいことではありません。

人と人との「つながる力」が育っていれば、時には依存し、時には励まし、お互いを認め、お互いに支え合う関係でいられるはずです。

そうするためにも、普段から「つながる力」を育てていくことは、とても大切なことなのだと教えていただきました。

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今回のお話しをお聞きして、小牧中の「学び合う学び」には深い意味があることがわかり、子どもたちは何気なく受けている授業の中で、とても大切なことを学んでいるのだな、と感心しました。
中学生のこの時期に、いろいろな人と関わりながら多くのことを学ぶことは、きっと将来に役に立つと思います。
学校をそういう場にしていただいている先生方に感謝しつつ、私たちも、子どもたちの学校での学びを見守っていきたいですね。


お忙しい中、講演をお引き受けいただいた校長先生、本当にありがとうございました。
そして、今回もたくさんの地区委員の皆さんにご参加いただきました。皆さん、ありがとうございました。
次回は、2/8(土)の予定です。
最後の全委員会になりますので、校長先生にはスペシャル講演「落語」をお願いしてあります。
ぜひご参加下さい!