2024年12月までの記事メニュー

2024年12月までの記事

「流行に流されない家庭を」に想う

公開日
2013/11/26
更新日
2013/11/26

総務委員会

先日、小牧中HPに「流行に流されない家庭を」という記事が掲載されました。ご覧になりましたか?

(【小牧中HP】流行に流されない家庭を 11/22)

この記事では「液晶画面に吸い込まれる子どもたち −ネット社会の子育て」(下田博次・下田真理子共著)という本の中にある「流行に流されない家庭を わが家の価値観を大切に」という文章を紹介して下さっています。

高校生の娘には携帯を持たせていないという母親が、「少々の不便のおかげでお互いに思いやる気持ちが生まれた。その心の通い合いを大切にしていきたい」「流行に流されずにそれぞれの家庭の価値観を大事にしたい」と話したことに、多くのことを教えられた、という内容でした。

**********

親は、いつでも「○○ちゃんは毎日3時間も勉強しているんだって」「○○くんは朝早くに起きて、部活動の自主練をやっているんだって」・・・などと他人を引き合いに出します。そして「だからあなたもちゃんとやりなさい」という流れに話しを持っていきます。

そのくせ、子どもに「みんな持っているから」と何かを買ってほしいとせがまれると「よそはよそ。うちはうち」といって、他人と比較してはダメと言います。

この矛盾は、いつの世も子どもにとっては不条理に感じられますが、自分が親になると気付かないうちに同じ手を使っていますよね。
本当は、他人と比較するのではなく「うちはうち」「あなたはあなた」という姿勢を貫ければいいのでしょうが、なかなか難しいことですね。


子どもにケータイやスマホを持たせることが良いのか?良くないのか?ということは、これだけ日本中に普及した今、議論しても仕方ないことかもしれませんね。

子どもに持たせるかどうかは各家庭で決めればよいことですし、持たせる時期もそれぞれの判断でよいことだと思います。
ですから、小学生でスマホを持たせる家庭があってもいいでしょうし、高校生になったらスマホを持たせるという家庭があってもいいのではないかと思っています。

ただし、子どもにケータイやスマホを持たせる前に「どうして必要なのか」「どのように使うべきか」という理由と目的について、しっかり親子で話し合うことが必要ではないでしょうか。

「みんなが持ってるから、持ってないと仲間に入れない」と子どもに言われたとき、「なぜ持っていないと仲間はずれにされてしまうのか」という理由を子どもにきちんと尋ねてみて、本当にそうなのかを話し合ってみると、親と子のそれぞれの想いがわかり合えるかもしれませんね。
話し合った結果、「やっぱり必要」となれば持たせればよいですし、「まだ必要なし」となることもあるでしょう。

流行しているものや便利なものを利用することが、良くないことだとは思いません。
ただし、親子ともども、それに振り回されないように、いつでも話し合える関係でいたいものですね。