「給食費の未納」に想う
- 公開日
- 2014/01/24
- 更新日
- 2014/01/24
総務委員会
昨日、文部科学省が、2012年度の公立小中学校の学校給食費の徴収状況を発表しました。ニュースなどでご存じの方も多いと思います。
調査結果は、全児童生徒に占める未納者の割合が0.9%で、初めて1%を下回った、ということでした。
未納額や未納者がいる学校の割合も改善していますが、それでも未納額は約22億円になるそうです。たいへんな金額に驚くばかりです。
未納の主な原因について、学校の回答によると「保護者の責任感や規範意識の問題」が、前回調査(2010年度)よりも8.1ポイント上がって【61.3%】にもなったそうです。
もちろん「経済的な問題」も、前回より減ってはいるものの【33.9%】ありますから、依然として経済的に払えない、という家庭も多くあります。
「保護者の責任感や規範意識の問題」というのは、経済的に払えない状態ではないのに、払っていないということですね。
未納になるのは、いろいろな理由があるのでしょうが、こうした未納者への対応のために、先生方が電話をかけたり、家庭訪問をしていること、そしてその時間が決して短時間では済んでいないことは、多くの保護者の皆さんに知っていただきたいことです。
「PTAの部屋」でも、これまで何度か話題にしてきましたが、未納への対応は担任の先生が行っています。
先生方には、授業のことや部活動のこと、委員会活動のことなど、子どもたちと過ごす時間に、多くの時間を当てていただきたいと思っていらっしゃる保護者の方が大半ではないでしょうか?
そうした時間をしっかり取っていただけるように、私たち保護者が協力できることの一つが「未納をなくす」ことではないでしょうか。
「決められたことを、きちんと守る」
私たち保護者が、子どもへの手本を示しましょう。
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●日本経済新聞HP 「給食費未納者、初めて1%下回る 1/23