「コミュニケーション」に想う
- 公開日
- 2014/02/05
- 更新日
- 2014/02/05
総務委員会
先に「PTAの部屋」で記事にした、ニュースの話題の続きです。
【PTAの部屋】わかるかな? 2/5
提言を発表した中部経済連合会が、会員企業に調査した結果によると、企業が学生に求める能力のトップは「コミュニケーション」で、学生の能力低下を感じるもののトップも同じく「コミュニケーション」だったそうです。
学校HPに、「未来の大人たちへ」の記事が掲載されました。
【小牧中HP】秦野利基さんから「未来の大人たちへ」 2/5
記事の中で、秦野さんのお話しを聞いた金子先生が感じたことの中に「『違い』こそ相手を理解するチャンス」として、コミュニケーションの大切さを書かれています。
大人も子どもも、多くの人との関わりの中で生きています。
誰一人として同じ人間はいないのですから、人と人の間には、コミュニケーションが欠かせません。
金子先生は記事の中で、教師として生徒を受容することが大切で、そのためにはコミュニケーションの取り方も柔軟にする必要がある、と書かれていますが、このことは、私たち保護者が子どもと接するときにも、とても大切な視点ですね。
親子の関係だと、ついつい親の意見や考えを押し付けてしまいがちです。
しかし、子どもたちが「自ら考える力」を持てるようにするためには、親は子どもの気持ちや考えを受容することができなければいけません。
口を出したい気持ちを抑えるのは苦しいものですね。
でも、子どもを受容できるように、一歩引いて見守れるように、そんな親になりたいものですね。
先生と保護者のコミュニケーションについても、考えてみたいと思います。
私たち保護者が先生とコミュニケーションを取る機会といえば、家庭訪問や個人懇談のときくらいしかありません。
何か心配なことがあったり、トラブルがあったりした場合は、かなり濃密なコミュニケーションを取ることになりますが、そうでなければ、ほとんど直接お話しする機会はありません。
ですから、保護者は、先生の考えや人柄について、ほとんど知らないのです。
担任としてどのようなクラスにしていきたいのか、子どもたちにはしっかり伝えられると思いますが、それが保護者にまで伝わることはまずありません。
「保護者が先生のことを知らなくても、別にかまわないでしょう」という意見もあるでしょう。
しかし、保護者と先生がお互いをよく知っていれば、回避できるトラブルもあるのです。
子どもを育てていく上で、先生と保護者のコミュニケーションも大切だと思うのです。
お互いが、相手を理解して、受容できるような関係になれば、「子どもたちのために」という同じ目的で結束できるでしょう。
先生と保護者は「敵同士」ではありません。
同じ目的に向かって、ともに歩める「同志」となれるようなコミュニケーションが取れるといいですね。