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「第7回特別講座」で大人の学び(1)

公開日
2014/02/20
更新日
2014/02/20

特別講座

2/15(土)「第7回親子で学ぶ小牧中特別講座」が開催されました。
昨年度に引き続き、愛知教育大学の青山和裕先生をお迎えして、「騙されない統計講座」で、親子で学びました。

【PTAの部屋】新しいこと始まりました!「第7回親子で学ぶ小牧中特別講座」 2/16

今回の講座で学んだことのまとめです。


●「ビックデータ」って知っていますか?

最近、ニュースなどでも時々聞かれるようになった「ビックデータ」という言葉をご存じでしょうか?

コンピューターやインターネットの普及に伴い、日常生活の中で、さまざまなことがこれらを利用して行われていますね。
その中でやり取りされる情報は、膨大な「データ」として蓄積されています。
これらのデータのことが、「ビックデータ」と呼ばれています。

例えば、「カーナビ」
今では、ほとんどの車に搭載され、皆さんも日常的に利用されていますよね。
カーナビは、GPSという衛星を使ったシステムで位置情報をやり取りして、経路を教えてくれたり、渋滞情報を教えてくれたりします。
そこでは多くの車からの情報がやり取りされるので、膨大なデータが集まっています。

そのデータを行政や企業が活用して、次のような取り組みが行われています。

1.「ある交差点では事故が多発する」という情報が得られた
2.どうしてそこでは事故が起きるのかを検証
3.原因になりそうなことがわかった「街路樹が邪魔で信号が見にくい」
4.それを改善した「木を伐採した」
5.事故の発生件数が減少した

このような「ビックデータ」を活用した、さまざまな取り組みが、世界中で始まっています。


●これが日本の「進むべき道」

日本は「自然資源」が豊富な国ではありません。
多くのものを輸入に頼っています。

そんな日本にも、世界に誇れる資源があります。それは「知的資源」です。
高い技術力を持つ日本の製品は、世界中でその品質が認められています。

その「知的資源」を活かすために、これからの時代に求められるのが、次のような「力量」なのです。

・「ビックデータ」などの「統計データ」を活用する力
・それらを活用して「新しいものを生み出す」力

これからの時代を生きる中学生の皆さんには、こうした「力量」を身につけてもらいたい、というのが青山先生のお話しでした。