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「第7回特別講座」で大人の学び(2)

公開日
2014/02/20
更新日
2014/02/20

特別講座

「第7回親子で学ぶ小牧中特別講座」のまとめの第2回です。


●「統計データ」を活用するために

「統計データ」は、一見すると「ただの数字」の羅列です。

しかし、それらを「見やすく加工する」ことで、さまざまに活用することができます。
中学生でもよく知っている「円グラフ」「棒グラフ」「折れ線グラフ」などのグラフに加工することで、その数字の持つ意味が伝わりやすくなりますね。

企業は、自社の製品の優位性を消費者に伝えるために、広告などでよく「統計データ」を利用します。

新聞やテレビなどのメディアは、「世論調査」や「街頭アンケート」を行って、「国民の意見はこうです」という論調の根拠にします。

こうして出されるデータは、データを加工する側が「見せたいもの」を強調するつくりになっていることに注意する必要があります。

もとになる「数字」にうそはなくても、「見せたいもの」を誇張することで、見る人に誤った印象を与えることもあります。


●「統計情報」にだまされないようにしよう

青山先生は、「統計情報」を見る時の注意点として、次のことを教えて下さいました。

・グラフのつくりに注意しよう
・調査対象や方法の偏りに注意しよう
・「偶然」を「必然」だと思わせる置き換えに注意しよう

出されたデータを鵜呑みにするのではなく、「これは本当かな?」「これで何を伝えたいのかな?」と、データの根拠や意図に思いを巡らせることが大切ですね。

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今回の講座では、実際に広告やニュースなどで使われた「データ」を使いながら、とてもわかりやすく「データのからくり」のついて教えていただきました。

「へぇ〜!」「なるほど!」という声がたくさん聞かれる、大人も子どももためになる講座になりました。

たくさんの3年生が参加してくれましたが、その中から一人でも二人でも、統計に興味を持ってくれた生徒さんがいたらうれしいですね。


今年度最後の「特別講座」も、親子で楽しく学べる講座になりました。
講師の青山先生、ありがとうございました!
そして、参加して下さった皆様、ありがとうございました!