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新学期・保護者の心得(3)

公開日
2014/04/07
更新日
2014/04/07

管理人室

●重たいリュックに負けない心を

入学式の日に、新入生はたくさんの教科書を持ち帰りましたね。
保護者の皆さんは、その分厚さや重さに驚かれたことでしょう。
授業が始まれば、子どもたちはこの重い教科書をリュックに入れて、学校へ通うことになります。

毎年、1年生の保護者から「リュックが重くてかわいそう」という声を聞きます。
入学したばかりの1年生は、まだ身体の小さい子も多く、また、小学校のときよりも通学距離が長くなる子もたくさんいますね。
保護者の皆さんが、「本当にこんな重いものを持って通えるだろうか」と心配になる気持ちは、よくわかります。
慣れない環境で、重いリュックを背負い、遠くまで通学するとなると、体調を崩す子も出てくるかもしれません。
先の記事で書いたように、この時期の体調管理には、気を付けてあげてほしいと思います。

この「重いリュック」の件で、保護者から学校にこんな電話がかかってくることがあるそうです。
「教科書が重くてかわいそう。学校へ置いていってもいいようにできませんか?」
「教科書が重くてかわいそう。自転車通学にして下さい」
もちろん、それぞれ認められることではありません。
学校にはルールがあり、自転車通学の範囲も決められています。(ただし部活動の関係で一時的に特別許可が出る場合はあります)

親の心配する心をよそに、子どもたちは、私たちが思っている以上にたくましく成長していきます。
あっという間に身体も大きくなり、重いリュックに負けない体力を身に付けていきます。
その体力を身に付けると同時に、「負けない心」も育ってくれるといいですね。

私たちには「リュックを軽くしてあげること」はできませんが、ほめたりはげましたりしながら、「負けない心」の後押しができるといいなと思います。


●自分のことは自分で

中学生ともなると、学校からのお手紙を渡してくれなくなったり、学校での様子を話してくれなくなったり、保護者に学校の情報が伝わりにくくなることも多くなります。

思春期の子どもたちには、誰にでもあることですし、あまり大げさに考えず「自分のことは自分でできるようにさせる、よいチャンス」ととらえられるといいですね。

小学生の間は、時間割や持ち物の準備を手伝っていた、という保護者の皆さんも、手を離して、一歩引いて見守れるように心がけてみてはいかがでしょうか。

それだと忘れ物が多くて心配・・・という声も聞こえてきますが、自分で何とかしなければ、と子ども自身が気付けば、だんだんできるようになることが増えていきます。

そうはいっても、新しい環境に慣れるまでは、何かと気がかりなことも多いと思います。
お子さんから手を離しても、まだ目は離さずに、そっと見守りながら応援していけるといいですね。


小牧中学校では、学校HPにこまめに情報を掲載してくださっています。
また、配布資料なども学校HPから見ることができます。
学校HPをうまく活用していただけるといいなと思います。