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ミニ版「ほろほろ通信」 4/6号

公開日
2014/04/11
更新日
2014/04/11

ほろほろ通信

ミニ版「ほろほろ通信」 4/6号

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「帰ってきてくれてありがとうね」
稲沢市の60代の女性からの投稿です。

この女性には、4人の孫がいます。
そのうちの一人、小学6年生の子は、生まれたときにダウン症と診断されました。
赤ちゃんのころには、風邪をひくとすぐに肺炎になってしまい、何度も入院し、1歳のときには心臓の手術もしました。

同年代の友達よりも体力が劣ってしまうため、歩くのが遅く、集団登校に付いていけません。
そこで、上級生が毎日付き添ってくれ、帰りも送って来てくれました。
家族はもちろん、周囲の人のおかげですくすくと育ち、心身ともに成長しました。
今では、洗濯の取り込みや配膳も手伝ってくれます。
病院では「他の兄弟と同じように接してください」と指導されていたので、女性はずっと障がいに関わりなく、他の孫と同じようにかわいがってきました。

この子の両親はともに働いているので、学校から帰ってくると、女性の家で毎日おやつを食べます。
女性も、この子のために、なるべく家を留守にしないように心がけてきました。
昨年の夏、女性が体調を崩して入院した時のことです。
幸い4日間ほどで退院でき、帰宅すると、この子が「ばあちゃん、帰ってきてくれてありがとうね」と言って抱き付いてきたそうです。
うれしくて、思わず抱き返し「ありがとね」と答えました。

「私が旅行に出かけるとき、車で迎えに来てくれた私の友達に『おばあちゃんをよろしくお願いします』なんて言ってくれるのです。この子は私の宝です」と女性は話します。
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障がいがあってもなくても、子どもはたっぷりの愛情を受けて育ったら、思いやりのある優しい子に育つのですね。

愛情とは、ただ甘やかすこととは違いますよね。

ときには厳しく、ダメなものはダメと教えることも大切です。

「ありがとう」「ごめんなさい」が素直に言える子どもに育ってほしいものですね。