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2024年12月までの記事

「奇跡のひまわり」の物語

公開日
2014/05/13
更新日
2014/05/13

管理人室

学校HPに、「奇跡のひまわり」の種を植えました、という記事が掲載されました。

【小牧中HP】育てよう!奇跡のひまわり 5/13

なぜ、新城市立千郷中学校から「奇跡のひまわり」をいただいたのか?
疑問に思われている方が多いと思います。
この「奇跡のひまわり」が、小牧中学校に届くまでの物語をご紹介します。


岐阜県各務原市在住のカメラマン・三浦寛行さんは、あの東日本大震災のあと、現地の様子を見るために、岩手県釜石市に入りました。
そこで、偶然、がれきの中から「釜石市立釜石東中学校」の校名板を発見します。
それがきっかけで、三浦さんと釜石東中学校の交流が始まりました。

三浦さんは、母校である新城市立千郷中学校で、「現地で見てきたこと・被災地の今」について講演をされました。
そこから三浦さんが橋渡し役となり、千郷中学校と釜石東中学校の交流が始まったのです。

夏、千郷中学校の小西校長先生は、東北の被災地を訪れます。
がれきばかりが山積みになっている壮絶な光景に、言葉もなく立ち尽くしました。
そのとき、釜石東中学校と大船渡市吉浜中学校に立ち寄り、「皆さんで読んでほしい」と絵本を贈りました。
そこから、吉浜中学校との交流も始まりました。

千郷中学校と、釜石東中学校、吉浜中学校との交流は、生徒たちが自分で考えた、思いやりにあふれた心温まるもので、現在も続いています。
それぞれの学校で、先輩から後輩へ、交流の輪が引き継がれているのです。

昨年の夏、吉浜中学校から千郷中学校へ、「奇跡のひまわりの種」が届きました。
千郷中学校では、環境委員の生徒が、毎日世話をして、見事な大輪のひまわりを咲かせました。
そのひまわりの種が、小牧中学校に受け継がれたのです。
今年は、小牧中学校で「奇跡のひまわり」が咲きます。


この「奇跡のひまわりの種」は、玉置校長先生と小西校長先生(現、作手小学校)がお仲間だったことから、玉置校長先生からお願いして、小西校長先生のご厚意で小牧中学校に分けていただいたものです。
19年前の神戸でみんなを笑顔にしてくれた「奇跡のひまわり」が、東北でもたくさんの笑顔の花を咲かせ、愛知県新城市で友情の花を咲かせ、そして小牧中へやってきました。
ここ小牧でも、被災地のことを忘れず、「奇跡のひまわり」の花で、みなさんと笑顔でつながりましょう!


【関連記事】
昨年、「奇跡のひまわりの種」が吉浜中学校から千郷中学校へ届いたときの記事です。
合わせてご覧ください。

●新城市立千郷中HP 「奇跡のひまわりの種」 2013/6/21


※写真は、昨年の夏に千郷中学校で咲いた「奇跡のひまわり」です。