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★「第1回教育と笑いの会」で大人の学び(2)

公開日
2014/08/18
更新日
2014/08/18

管理人室

8/16(土)の「第1回教育と笑いの会」で学んだことの第2回です。


●「聞く」ことが大切

志水先生は「笑える子どもを育てよう」とおっしゃいました。

実は「笑える」ためには、それなりの知的活動が必要なのです。

その状況や場面が理解できなければ、なにがおもしろいのか、さっぱりわかりません。

私たち大人が落語を聞いて、お腹を抱えて笑うのは、その場面が想像できるからです。

子どもは、その話の状況を経験したことがないので、笑えないのです。

いろいろなことを知っている、経験が豊富、というのは「笑える」ための条件ですから、そういう子どもを育てていこう、ということなのだと思います。

一方、「笑わせよう」とする側は、相手が「笑えるかどうか」を見極めなければなりません。

そのとき、相手を知る手段として「よく聞く」「よく見る」ということがあります。

志水先生は、「授業中に子どもの話をよく聞くことが大切だ」とおっしゃいました。

野口先生も「授業は先生のやりたいようにやればいいというものではなく、子どもと調子を合わせてやらなければダメだ」とおっしゃっていました。

とにかく「相手の話をしっかり聞く」ことが大切なのですね。

私たち親も、ついついこちらの都合のよいようにやらせたいばかりに、子どもの言い分を無視することはよくあることですね。

こちらの要求を押し付けて、反発されて、結局ケンカになる、という経験は多くの親がしていると思います。

家庭でも、授業と同じように、子どもの話をしっかり聞いて、押し付けるのではなく、お互いに分かり合えるように話をすることが大切なのだな、と改めて考えさせられました。