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★「第6回ゲスト道徳」で大人の学び(1)

公開日
2014/11/13
更新日
2014/11/13

管理人室

11/6(木)「第6回ゲスト道徳」を参観しました。

ゲストは成田健之介先生(南山大学)と加藤みゆきさんのお二人で、ともに臓器移植を経験されています。
ご自身の経験を語る「いのちの授業」を、いろいろな学校で行っておられます。
今回は、7月に続いて2回目の「いのちの授業」を、2年生に向けて行っていただきました。
そのときの様子は、以下にアップされています。

【PTAの部屋】★11/6 「第6回ゲスト道徳」を参観 11/6

「まとめ」として、印象に残ったことをご紹介します。


●病気との闘い

お二人とも、移植を受けるまでには、長い年月、闘病をされていました。

腎臓が悪く、透析を続けてこられたお二人でしたが、「移植」という選択肢があることを知ります。

成田先生の場合は、「生体腎移植」で、奥さまから提供された腎臓を移植されました。

腎臓は2つあり、もちろん健康であることが前提ですが、1つになっても変わらぬ働きをしてくれるのだそうです。

加藤さんの場合は、腎臓に加えてすい臓も移植が必要で、亡くなったドナーから提供を受けた臓器の移植をされました。

また、加藤さんは「改正臓器移植法」(※)が施行されてから、移植が実現した初めてのケースということで、テレビなどで大きなニュースとして扱われたそうです。

お二人の闘病は、回復の見込みのない闘いで、出口の見えない長い長いトンネルを歩いているようなものだったことでしょう。

本人はもちろん大変ですが、ご家族もずっと一緒につらい思いをされてこられただろうと思うと、胸が痛みました。

※改正臓器移植法(2009年)
それまでは「本人の意思」が明確になっていない場合、脳死と判断されてもドナーとして臓器の提供はできなかったが、改正法では、本人の意思が明確でなくても、「家族の承諾」があれば臓器の提供ができるようになりました。
これにより「15歳未満の子ども」の臓器提供が可能となりました。