★「愛日P研修会」で大人の学び(2)
- 公開日
- 2015/01/16
- 更新日
- 2015/01/16
管理人室
1/14(水)の「愛日地区PTA指導者研修会」での西村則子先生の講演の中では、ネットの問題について、深く触れられることはありませんでした。
しかし、「しゃべり場」の活動を通じて感じたことがありましたので、ご紹介します。
●ネットの問題は大人も一緒に
西村先生から「今や、スマホの問題は小学校でも起きています。水際ではなく、すでにすべての学校で起きている問題です」というお話がありました。
そして「いろいろなルールを作るのですが、残念ながらどれも守り切れないのが現状です」というご指摘があり、このような提案がありました。
『夜○○時になったら、子どもだけでなく、大人もスマホを手から離し、リビングに置いた充電器に戻す』
大切なポイントは「大人も一緒に」ということです。
小学生も中学生も高校生も、そして大人も、みんなでこのルールを守る。言い訳を作らない、ということですね。
このルールは、以前「しゃべり場」で、金城学院大学の長谷川元洋先生にご指導いただいたときに教えていただいたルールと同じです。
長谷川先生も、このルールは効果的だとおっしゃっていました。
皆さんもご存じだと思いますが、小牧中では、昨年末に「親子しゃべり場」を開催し、PTA役員と生徒会執行部が話し合う機会を持ちました。
そして子どもたちは、「ルール作り」について、生徒議会での話し合いを経て、「小牧中では共通のルールは作らない」という結論を出してくれました。
これは、家庭ごとに事情が違うため共通ルールを決めることが難しいということだけでなく、「子どもたちが自分で考えて行動することができる」ということを宣言してくれたのと同じことです。
小牧中の子どもたちは、よく考えて行動できる子が多いです。しかし、やはりまだ子どもです。ついつい誘惑に負けることもあるでしょうし、周りに流されてしまうこともあるでしょう。
私たち親や周りの大人たちは、そんな子どもたちを支えていくのが役目ですよね。
私たち大人が、温かく見守り、ときには軌道修正をするための手を差し伸べることが大切なのではないでしょうか。
「大人も一緒に」という取り組みは、大人も覚悟が必要です。
子どもに寄り添い、見守っていくために、まず大人が、一方的に子どもにルールを押し付けるのではなく、一緒にできることを考えていけるといいですね。
※写真は、会場の北名古屋市文化勤労会館のエントランスホールです。すてきな日本画が飾られていました。