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★2/2 第3回 ミニミニ講演会 〜松井先生&校長先生〜

公開日
2015/02/10
更新日
2015/02/10

管理人室

2/2(月)に開催した「第3回ミニミニ講演会」は、今年度最後の講演会となりました。
3年生は授業参観がなかったため、保護者の来校者数はいつもより少なめでしたが、ミニミニ講演会にはたくさんの参加者がありました。
今回ご登壇いただいたのは、松井先生と、皆さんおなじみの校長先生です。
今回はお二人の対談形式での講演会でした。「まとめ」としてご紹介します。


【松井先生のご紹介】

松井先生は、1年8組の担任で、卓球部女子の顧問を長く務めてくださっています。
ご自身も卓球の経験があるので、生徒の間では、厳しい中にも的確な指導で有名です。
担当教科は「国語」
日本人であれば、誰でも読み書きのできる日本語ですが、国語は他の教科を学ぶためにも、土台として必要不可欠な教科です。
そんな大切な国語を、丁寧に教えておられます。
小牧中に赴任されて8年目。
卒業生をお持ちの保護者の皆さんの中にも、お世話になった方がたくさんいらっしゃることでしょう。
美人さんでありながら、厳しい言葉で「ダメなものはダメ!」と指導することもあり、熱血な一面もお持ちです。


●校長先生と松井先生との出会い

さかのぼること10数年前。
玉置校長先生が、小牧中で教頭先生をされていたときに、松井先生が講師としてやってきました。
校長先生が面接をされたそうですが、「優秀な人だ」とすぐに採用を決めたそうです。
しかし、松井先生が小牧中で講師をされていたのは、ほんの1〜2ヶ月のことで、すぐに本採用になり転任されていったそうです。

松井先生が新任で赴任された学校は、額田(ぬかた)中学校。
岡崎市の山間部の中学校です。
そちらで4年勤務され、その後、小牧中へ戻ってこられました。
そして3年前に、玉置先生が校長先生として小牧中に赴任され、再会を果たした、ということです。


●額田中学校について

山間部にあるため、公立中学校としては珍しい学生寮があるそうです。
200人くらいの生徒が寮で生活をしていて、男性の先生は宿直をされているそうです。
女性の先生も、交代で夜までいることもあるとのことでした。
山の中ということで、校庭にシカが遊びに来たりすることも。
子どもたちはとても純朴で、寮生活を通じて規律を学び、上級生と下級生が助け合える暖かさがあるそうです。
地域の人たちも密接に関わりを持ち、NHKに取り上げられたこともある学校だそうです。


●額田中学校の教育

合唱に力を入れていて、目標に向かって、全員で取り組むことができる子どもたちだったそうです。
上級生と下級生、同級生同士、先生と生徒、それぞれが家族のような関係で、お互いに依存し合える、つながり合える教育がされていたとのことでした。

そんな額田中学校から、校長先生に数学の助言者の依頼がありました。
せっかくの機会だからということで、校長先生は松井先生も誘って額田中へ行きました。
松井先生にとっては、とても懐かしい訪問でしたが、先生が勤務されていたころとは、少し様子が変わっていたそうです。
少し落ち着きのない雰囲気が感じられたそうです。
子どもたちは、卒業・入学で、毎年入れ替わっていきます。
これまで伝統的に受け継がれてきたことが、少しずつほころびを見せてきたのかもしれませんね。
松井先生は、心を通わせる必要性を強く感じたとおっしゃっていました。


●松井先生の学級づくり

松井先生は、額田中学校勤務で経験してきた「つながり合う」ことを大切にしておられます。
学級づくりの柱として「クラスにとって、あなたはとても大切な存在である」ということを、いつも子どもたちに伝えているそうです。
「認め合う」「支え合う」ということを、繰り返し伝えておられる松井先生は、保護者の支えに感謝している、とおっしゃいました。
やはり、子どもを育てる中で、学校と保護者の連携は、必要不可欠なのですね。


今回は対談形式ということで、校長先生が松井先生にインタビューするような形で講演会が進みました。
他校の様子などは初めて聞くお話しなので、参加者の皆さんもとても興味深い様子で聞いていました。
「学級づくり」のお話しからは、松井先生の誠実な人柄がよく伝わりました。
松井先生、校長先生、貴重なお話をありがとうございました。