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2024年12月までの記事

★「新しい学校づくり推進事業プレゼンテーション会」を傍聴

公開日
2015/02/12
更新日
2015/02/12

管理人室

本日(2/12)市役所で行われた小牧市教育委員会主催の「新しい学校づくり推進事業プレゼンテーション会」を傍聴してきました。

小牧市教育委員会では「新しい学校づくり推進事業」を行っており、今年度が13年目とのことです。
「新しい学校づくり推進事業」というのは、小牧市内の全小中学校(25校)が、各校の教育のために実施したい活動を企画し、そのための予算要望をするものです。
各校で「企画書」を作成し、それを査定員の方々(市教委の方、教育委員の方、学識有識者の方など)などにプレゼンテーションします。
査定員の方々は、企画書やプレゼンをもとに、要望が妥当か判断し、予算額を決定します。
こうした取り組みは、全国的にもとても珍しいだけでなく、それが13年もの間継続されていることは驚くべきことです。
そして、今日行われた「プレゼンテーション会」は市民に公開されています。
小牧市が教育を大切に考えていることの現れだと思います。

「プレゼンテーション会」では、今年度に予算がついた活動についての成果報告と、新年度に取り組みたい活動の予算要望が行われます。
各校ともに、学校の方針と実情がよくわかる報告をされました。
先ほど、プレゼンテーション会は公開されていると書きましたが、実際にはあまり知られておらず、市民の傍聴はないようでした。
こうした先駆的な取り組みが、もっと広く知られるといいなと思います。

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小牧中では、今年度(2014年度)取り組みたい活動として

1. いのちを実感するプロジェクト
2. 鍛える学びプロジェクト
3. 学びを深め広げる環境づくりプロジェクト

の予算要望をし認められました。
玉置校長先生より、これらのプロジェクトの成果報告がされましたので、ご紹介します。


1. いのちを実感するプロジェクト

子どもたちに「いのち」について考える機会を、いろいろな場面で作ってくださいました。
昨夏に「第3回親子で学ぶ小牧中特別講座」として開催した映画鑑賞会(「四つの空〜いのちにありがとう〜」の上映)も、このプロジェクトの一環です。
子どもたちは、映画を通じて「いのちはかけがえのないものだ」ということを学びました。
一緒に鑑賞した保護者も、大切ないのちについて改めて考える機会となりました。

3年生全員が受講した「普通救命講習」も、このプロジェクトの欠かせないものです。
小牧消防署のご協力で、中学生も「助ける人」になれることを教えていただきました。

「愛マップ・プロジェクト」も、防災マップ作りを通じて、PTAも含めた大人も子どもも一緒になって「愛する人の命を守る」ための活動です。
いのちだけでなく、地域への関心を持たせることにも役立っています。


2. 鍛える学びプロジェクト

角田明先生に、小牧中の授業改善のアドバイスをしていただきました。
小牧中では当たり前になっている「学び合う学び」を、さらにバージョンアップするために、先生方は角田先生から多くを学びました。

「己の授業を語る」と題したプロジェクトを立ち上げ、先生が自分の考える「鍛える学び合う学び」について語り、それをすべての教員が共有する仕組みを作りました。
「愛マップ・プロジェクト」でもお世話になっているデザイナーの方にインタビュアーとレポート作成をお願いし、とてもステキなレポートが出来上がっており、教員同士の学び合いにも役立っています。


3. 学びを深め広げる環境づくりプロジェクト

これは、2階玄関から職員室にかけての壁面に、学びを喚起するような掲示物を飾ろう、というプロジェクトです。
上記の「己の授業を語る」を担当していただいたクリエイティブデザイナーの原愛樹さんにお願いし、プロの視点で掲示物を製作していただきました。
掲示物の製作にあたり、教職員・PTA・地域コーディネーター・学校評議員など、さまざまな立場の方々に「小牧中への思い」を語っていただき、その思いが形になりました。
現在、小牧中の玄関廊下には、「小牧山から見ていた未来図」として、「小牧中の過去・現在・未来」が詰まったステキな掲示が飾られています。


このように、それぞれの企画が、「新しい学校づくり予算」のおかげで、すばらしい形となっていることは、保護者の皆さんにも、ぜひ知っていただきたいことです。

学校へお越しの際は、ぜひ「小牧山から見ていた未来図」のパネルに注目してくださいね!