★2/21 「愛される学校づくりフォーラム2015 in 大阪」で大人の学び(1)
- 公開日
- 2015/02/23
- 更新日
- 2015/02/23
管理人室
2/21(土)大阪で開催された「愛される学校づくりフォーラム2015 in 大阪」に参加させていただきました。
この会は、玉置校長先生が参加されている「愛される学校づくり研究会」が主催し、毎年開催されており、全国から教員や教育関係者が集まるフォーラムです。
休日にも関わらず、会場いっぱいの参加者があり、熱気にあふれた一日になりました。
午前の部では、「愛される学校のつくり方」提案と協議が行われました。
まず5名(4名の現役校長と1名の元校長)の会員による「愛される学校のつくり方」の実践提案がされ、その提案について6名のパネリストが協議をしました。
午後の部では、「道徳」と「算数」の模擬授業が行われ、その授業の検討をし、授業改善について協議しました。
幸運にも「保護者代表」という立場で、午前の部の協議に参加させていただくことができましたので、印象に残ったことをご紹介します。
●「愛される学校」は誰のため?
学校にはさまざまな立場の人が関わっています。
その中でも、中心になるのは、「先生(教職員)」「子ども(児童生徒)」「保護者」の三者ですね。
5つの提案には、「教職員の職場環境を整える活動」「授業づくりに力をいれる活動」「初任者研修の極意」のような先生方のためになるもの、また「学校HPでの発信を通じて保護者に学校の情報を提供する」「学校アンケートの結果を保護者に公開する」というような保護者のためになるものがありました。
それだけでなく、「授業づくり」や「初任者研修」などに力をいれることは、先生方の力量を上げることに役立ちますが、それは当然、授業を受ける子どもたちのためにもなります。
このように、5つの提案は、題目こそ違いますが、すべては「愛される学校をつくりたい」という共通の思いでつながっている、ということを感じました。
校長先生方は、それぞれの地域の実情に合わせて、「愛される学校をつくる」ために奮闘してくださっているのです。
保護者として、本当にありがたいことだと感謝しました。
これらの提案を見ていると、
先生たちが生き生きと仕事をする → 子どもたちも学校でのびのび過ごせる → 保護者も安心して学校を信頼する
という好循環が生まれることに気付きますね。
どこを起点にしたとしても、目的は一つ。
子どもたちが健やかに学び育つことが「愛される学校」の大切な条件です。
保護者の立場でも、何かしらできることはあるはずです。
皆さんと一緒に考えていけるといいですね。
●理解から参画へ
小牧中でも、玉置校長先生は、学校HPでの発信を大切に考えておられます。
それは「保護者に学校のことを知ってほしい」という思いからです。
提案の中にも、学校HPを重要な学校広報ととらえて「毎日発信」を続けておられる校長先生のプレゼンがありました。
その学校は、一宮市立木曽川中です。
平林校長先生は、以前の勤務校のころから約10年間にもわたり、「毎日発信」を続けてこられました。
学校の様子紹介にとどまらず、「校長室」というページで、校長先生の思いを発信されており、何度か「PTAの部屋」でも紹介してきましたので、ご存じの方もおられると思います。
木曽川中では、平林先生が発信を続けてこられたおかげで、保護者や地域の方に、学校の考え方が伝わり、理解が広がりました。
その結果、PTAを中心とする保護者が、学校経営に参画するようになりました。
平林先生は、木曽川中HPの中で「サポーターからパートナーへ」とおっしゃっていますが、とてもすばらしいことだと思います。
私たち、小牧中の保護者と先生方も「小牧中の子どもをともに育てる仲間」です。
保護者にできること、学校にできること、一緒にできること・・・何ができるかなと考える意識の芽が、皆さんの心に優しくはぐぐまれていくといいですね。
(PTA会長 斎藤)