「注文ボランティア」に想う
- 公開日
- 2012/07/26
- 更新日
- 2012/07/26
総務委員会
保護者の皆さんは、小牧中学校に「注文ボランティア」があることをご存知でしょうか?
(注文ボランティア第4弾(7月20日) 7/23)
ちなみに、この記事内で「分掌」という聞き慣れない言葉が使われていますが、これは「仕事や役割の分担」のことで、学校ではよく使われている一種の業界用語のようなものです。
「注文ボランティア課」のようなイメージですね。
さて、小牧中の注文ボランティアですが、これは、地域の方々からいろいろなボランティアの注文を受け付けて、学校で参加者を募り、必要とされるお手伝いを行うものです。
最近多いのは、様々な行事やイベントのお手伝いのようです。
地域のお祭りなどで、元気に活躍する牧中生を見掛けたことがある方は、たくさんいらっしゃると思います。
ボランティアという言葉は、とても身近に使われるようになりました。
昨年3月の東日本大震災でも、全国から多くの人々がボランティアとして現地に入り、活動されていたのは、記憶に新しいところですね。
しかし、ボランティアというと、何か特別なことのような、少し構えてしまうような印象を持ちませんか?
テレビや新聞で報道されているボランティアの皆さんは、わざわざ休暇を取って自費で何日も滞在して活動されているすごい方々ばかりのようで、自分はとてもそこまでできないな・・・と尻込みしてしまいますよね。
でも、そんなすごいことばかりがボランティアなのではなく、ボランティアにはいろいろな形があります。
そもそもボランティアというのは、「誰かの役に立ちたい」「自分のできることで、誰かの手助けがしたい」という気持ちが出発点だと思うのです。
その気持ちを大切にして、自分が無理なくできるお手伝いをやろう、というのが、注文ボランティアの精神だと思います。
身近なところで、手助けが必要な人がいて、それをできる力でお手伝いしたい人がいる。それをつなぐのが注文ボランティアなのですね。
強制するのではなく、自由に参加者を募るので、子供たちも気軽に参加できるようです。
この運営方法も、注文ボランティアが長続きしている秘訣のひとつなのでしょうね。
自分のしたことが、誰かの役に立ち、感謝される。
この経験が、子供たちを大きく育ててくれます。
「学校をひらく」という方針の中で、そんな機会を子供たちに提供してくれる学校と地域の方たちに、感謝しています。
そして…
PTAもボランティアです。
保護者の皆さんが、できる範囲で、できることをやっていただいているうちに、気づけば学校と家庭をつなぐお手伝いになっていた、というような活動ができればいいですね。