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「第2回夜の小牧中学校」で大人の学び(3)

公開日
2012/09/14
更新日
2012/09/14

総務委員会

9/9(日)第2回親子で学ぶ夜の小牧中学校
 PTA懇親会「大人の学び」(その3)【最終回】

統計学者から学ぶ世間の統計のごまかし
〜愛教大・青山和裕先生とともに過ごす〜


●日本の先生はスゴイ!

「日本の先生は、本当にスゴイ!
他の国の先生は、定時にはさっさと帰る。残業させようものなら、ストライキが起きる。事務仕事もやらない。先生の仕事は、教えることだけ、という考え方。だから、他国の先生は、一方的にやり方を教えるだけ。
一方、日本の先生は、とにかく仕事が多すぎる。授業に関わること以外に、事務仕事も多い。
日本の先生は、授業に関しても取り組む姿勢がすばらしく、子供たちから発言や学びを引き出す工夫をされる。外国では考えられないことだ。
世界中、どこをみても日本の先生のように、勉強熱心な先生はいない」

いろいろな国の教育事情に詳しい青山先生ならではの視点で、いかに日本の先生がすばらしいか、ということを教えていただきました。

私たちは当たり前のように考えていた「熱心な先生の姿」が、世界の中では、実はとてもまれな存在だということに驚きました。
そんな、勉強熱心で一生懸命に取り組んでおられる先生方から学ぶ子供たち。とても幸せなことですね。
私たち保護者も、「がんばる先生」を応援していきたいと思います。


●教科書の執筆

「教科書の執筆もしています。
教科書ができるまでには、とても長い時間と手間がかかっていて、教科書として採用されると、すぐ次の教科書の作成に入るのです。啓林館の教科書に執筆者として名前が出ています」


教科書は、当然ですが、一人で全部執筆するわけではなくて、複数の著者との共同作業になるそうです。
自分の担当部分だけでなく、全体のいろいろな調整も必要なので、とても手間がかかるそうです。
そして、お金も時間もたくさんかかっています。

日本では、教科書は無償で配布されるものですが、こういう作る側のご苦労もよく考えて、子供たちには大切に扱ってほしいなと思いました。


すばらしい「大人の学び」の時間でした。

ぜひ、今度は小牧中学校の生徒たちに「数学のおもしろさ」を教えにきていただけるとうれしいです。

青山先生、本当にありがとうございました。