「第3回夜の小牧中」で大人の学び(1)
- 公開日
- 2012/10/30
- 更新日
- 2012/10/30
総務委員会
10/28(日)「第3回親子で学ぶ夜の小牧中学校」
大人の学び 第1回
幸せな人生を送るための3つの方法
〜プチ紳士・プチ淑女を探せ!運動〜
志賀内泰弘さんとともに過ごす夜
●ギブアンドギブ (Give and Give)
「幸せになる3つの方法」の一つ目は「ギブアンドギブ」です。
ギブアンドギブ(Give and Give)?
ギブアンドテイク(Give and Take)じゃないの?
日本人が、昔から大切にしている言葉に「お互いさま」という言葉があります。
とてもいい言葉ですね。
志賀内さんのご実家は酒屋さんで、いつも斜向かいの料亭に、お醤油やお酒を卸していたそうです。
そのお礼に、という気持ちで、法事などの時には、必ずその料亭から仕出しを取っていたということでした。
商売の中では、よくあることですね。
そうやって、うまくつながりを保っているのです。
これは英語でいうと「Give and Take(ギブアンドテイク)」ですね。
これは、「与えて、得る」ということです。
しかし、「与えて、得る」なので、どうしても与えたことに対しての「見返り」を求めてしまいます。
「見返り」を期待して与えていると、何も見返りが返ってこなかったときに、どうなるでしょう?
「〜してあげたのに、何もしてくれない」と、どんどん不満がたまってしまいますね。
そして、期待通りの見返りがないと、ついには与えることをやめてしまいます。
そこで、つながりが切れてしまうのです。
一方、志賀内さんがおっしゃる「Give and Give(ギブアンドギブ)」
これは、「与えて、与えて」です。
こちらからあげるばかりなので、見返りを期待する気持ちはありません。
「与えて、与えて」ばかりだと、どうなるのか?
まわりに、たくさんの「ありがとう」があふれます。
「ありがとう」に囲まれている人には、「幸せ」が集まってくるのです。
そう、だから「ギブアンドギブ」が、「幸せになる3つの方法」のうちのひとつなのですね。
ギブアンドギブが出来る人とは、どんな人でしょうか?
「自分と関わる人に対して、自分に何ができるか、ということを常に考えている人です」と志賀内さんはおっしゃいました。
渋滞している道路で、脇道からの合流車を自分の前に入れてあげる。
〜この間、自分がなかなか合流できずに困っていた時、見知らぬ誰かが入れてくれた。
とても助かったし、うれしかった。
今度、機会があったら、私が誰かを入れてあげよう。〜
そんな思いで、入れてあげたのかもしれません。
このとき、見返りを求める気持ちはないですよね。
これが「Give and Give(ギブアンドギブ)」なのですね。
誰にでも、その気になれば、簡単にできることだと思います。
ときには親子で「Give and Give」について、ちょっとお話ししてみませんか?