大人にできること
- 公開日
- 2013/01/16
- 更新日
- 2013/01/16
総務委員会
今学期の始業式の式辞で、校長先生が「ABCDの原則のレベルを上げるために、川上(心)を見つめ直そう」というお話をされました。
牧中生に「ABCDの原則」が根付いてきたから、次のステップへ進めるのです。
これは、子どもたちの成長が感じられて、とてもうれしいことですね。
校長先生のお話を、生徒ひとりひとりが忘れずに、3学期を過ごしてほしいと思います。
(第3学期始業式式辞 1/7)
この「川上」と「川下」のお話ですが、校長先生のお話とはちょっと違った視点で「川上」と「川下」が使われていた本を、先日読みました。ご紹介したいと思います。
「LDは僕のID」(南雲明彦著 中央法規)という本です。
この本は、ディスレクシア(読字障害)という障害を持つ青年が、自分の障害のことを知らなかったために様々な苦労をしてきたので「子どもたちを自分と同じような目に遭わせたくない」という強い思いで実名公表して活動しながら書かれた本です。
その本の中で、以下のような記述があります。
-----*-----*----- 引用開始 -----*-----*-----
ある小学校で講演をした際、学校全体の雰囲気がとても明るく、笑いが絶えないのが印象的でしたが、その雰囲気の発信源は、学校長を始めとした先生や保護者たち大人だということをすぐに確信しました。
川というのは、川上が濁っていると、川下も濁った水が流れてしまいます。しかし、川上が濁らなければ、川下も濁らない。大人と子供の関係も自然と同じで、子どもの雰囲気を明るくするには、まず大人が笑顔になることが大切だと思います。
-----*-----*----- 引用ここまで -----*-----*-----
ここでは、「川上」を私たち大人、「川下」を子どもたち、という視点で見ています。
川上からキレイな水を川下へ流すために、私たちが子どもたちにしてあげられることは、「明るい笑顔で過ごす」ということなのですね。
なにか特別なことを無理してやるのは大変ですが、「明るい笑顔」ならいつでもできますよね。
心がけていきたいですね。