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ミニ版「ほろほろ通信」 2/3号

公開日
2013/02/04
更新日
2013/02/04

総務委員会

ミニ版「ほろほろ通信」 2/3(日)号

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「名鉄のアナウンスが変わった!?」

昨年11月に、頸椎椎間板ヘルニアで、首や手の痛みに悩む名古屋市内の女性の話が紹介されました。
痛みが限界になりつらかった時に、高校生三人組に親切にされ救われた、というお話でした。
今回は、その後日談です。


新聞に、この女性の話が掲載された翌日に、友人から「記事を読んだわよ。今日、こんなことがあったの」と電話があり、友人は通勤電車での体験を話し始めたそうです。

名鉄常滑線に乗った際の車内アナウンスが、今までと少し違っていたとのこと。
「お体の不自由な方やご年配の方に席をお譲り下さい」
ここまでは、いつもと同じ。

この日はさらに
「ベビーカーをお持ちの小さなお子さんをお連れのお客様にも、席をお譲り下さい」
と続いたそうです。

この友人は、「きっと昨日の『ほろほろ通信』を読んだ名鉄の人が、アナウンスを変えてのではないかしら」と話したそうです。
帰りの電車でも、同じアナウンスがあったとのこと。


名鉄本社に問い合わせると、「特に全社的にアナウンスの変更を指示してはいないが、この秋からマナーアップキャンペーンを展開しているので、社内巡回していた車掌が、幼いお子さんを連れた母親が乗車していることに気づいて、機転を利かせて一言付け加えたのかもしれませんね」ということだったそうです。


アナウンスが変わった理由はわからなかったが、一人の女性の体験を通じて、それに応えようとする人々の親切の輪が、少しずつでも広がっていったらいいなと感じた出来事でした。
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ふだん、電車内のアナウンスが変わったことに気づく人は、ほとんどいないでしょう。

「こんなことで困っている人がいるんだ」「こんな親切ができる人がいるんだ」と『ほろほろ通信』の中で紹介されるいろいろな人の話を読むことで、親切のアンテナを高くすることができます。

そんな小さなことにも気づける「アンテナの高い人」が増えるといいですね。