「ネット事情に子どもより詳しくなるための勉強会」(1)
- 公開日
- 2013/02/28
- 更新日
- 2013/02/28
総務委員会
2/27(水)岐阜聖徳大学の石原一彦先生をお招きして「ネット事情に子供より詳しくなるための勉強会」が開催されました。
元々この勉強会は小牧中の教職員向けに企画されたものでしたが、校長先生のご厚意で保護者にも開放していただくことができました。
他校の保護者や、他市の先生にもご参加いただき、有意義な時間となりました。
石原先生のお話の中から、保護者の皆さんへお伝えしたい内容をまとめます。
●オバマ大統領のメッセージから見えること
2009年アメリカのオバマ大統領が、次のようなメッセージを高校生に向けて述べたそうです。
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若いころには間違いもするし、馬鹿なこともする。しかしフェイスブックに投稿する内容については慎重になってほしい。ユーチューブ時代となった今、君たちが取った行動は、将来いつか引っ張り出されてくることになるのだから。
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ほんの軽いいたずら気分で書きこんだメッセージや動画が、もしかしたら、将来自分の首を絞めることになるかもしれない。
そういう危険があるから、慎重に使った方がいいよ、というメッセージです。
このメッセージから見えること
『一度発信されたメッセージは取り返せない』
「コメントを削除すればいいじゃん」「いっそのことアプリのアカウントを削除すればいいじゃん」と思われますよね。
しかし、それだけでは完全に消し去ることはできないのです。
なぜなら
・情報は「複製(コピー)」できます。
私が投稿した写真を自分が削除しても、すでに誰かがコピーして拡散させていれば、それらの全てを消去することは不可能です。
・情報は「加工」できます。
私の写真を、誰かがコピーして、それをまた誰かが加工して、全く想像もつかないような形で使われている可能性もあります。
『一度発信されたメッセージは取り返せない』ということを意識した上で、SNSを使う必要があることを忘れないでください。