「ネット事情に子どもより詳しくなるための勉強会」(4)『最終回』
- 公開日
- 2013/02/28
- 更新日
- 2013/02/28
総務委員会
「ネット事情に子供より詳しくなるための勉強会」まとめ 第4回(最終回)
●情報モラルにおける家庭の役割
石原先生は、「情報教育の中では『情報を活用する力をつけること』と『情報モラル』を教えなくてはならない」というお話をされました。
とくに「『情報モラル』に関しては、家庭の役割が大きい」ということもおっしゃっていました。
子供にケータイやスマホを持たせるかどうかの判断は、保護者がしますね。
その決断をするときに、「ただ子供がほしいと言ったから」という理由ではなくて「子供に安全に使える能力があるかどうか」という判断が必要だよ、と教えていただきました。
安全に使える能力とは
・十分に自律的な存在に成長しているか?
・自由と責任のバランスは取れているか?
・健全なコミュニケーションは可能か?
といったことだそうです。
能力は大丈夫ということで、ではケータイを持たせようということになったら、次は家庭でのルール作りが大切です、とのことでした。
ルール作りの3つのポイントを教えていただきました。
1. ケータイを与える前にルールを話し合う
2. ルールを作ったり話し合ったりするプロセスが大切
3. ルールを作って終わりではなく、作ったときからスタート
このルール作りに関連して、以前「PTAの部屋」でもご紹介した、アメリカのお母さんが13歳の息子へ贈った「iPhone使用契約書」のお話もあり、一度見てみて下さいと先生はおっしゃっていました。
合わせてご覧下さい。
(PTAの部屋 大人にできること〜親の務め編(2)〜 1/30)
まずは子供たちに
「一度発信した情報は取り戻せないこと」
「情報の持つ影響の大きさ」
をしっかり教えて、
「他人を傷つけることに使わないこと」
「とくに個人情報は丁寧に扱うこと」
などのルールを
「必ず守ること」
を約束させる。
子供たちが、約束を守りながら、上手に使っていけるように、私たち保護者が見守っていけるといいですね。
石原先生、貴重な情報をいろいろ教えていただき、ありがとうございました。