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「卒業式」に想う

公開日
2013/03/08
更新日
2013/03/08

総務委員会

3/7(木)温かな日差しの降り注ぐ、春の陽気の中で「第66回卒業証書授与式」が挙行されました。


卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
そして、保護者の皆さま、お子さんのご卒業おめでとうございます。


卒業式は、厳粛な雰囲気の中粛々と進められ、全員合唱の「大地讃頌」、3年生による、修学旅行での思い出の曲「ふるさと」、そして「道」、最後に「仰げば尊し」のすばらしい歌声が体育館に響き渡り、感動の式となりました。


開式に先立ち、来賓の皆さまへ向けて、校長先生からご挨拶がありました。

その中で「本日、255名の生徒が卒業します。しかし、残念ながら、がんばって学校へ来て体育館へは入りますが登壇ができない生徒、また、この時間には学校へ来られない生徒が若干名います。午後3時より、第2卒業式を予定しています」というお話がありました。

卒業証書が授与されるとき、担任の先生が生徒の名前を読み上げます。
先生は、全ての生徒の名前を読み上げますが、ところどころで登壇していない生徒がいることに、ご参列いただいた保護者の方もお気づきになったと思います。

さまざまな事情で、卒業式に参加できない生徒がいるのです。
しかし、そうした生徒たちも皆、小牧中学校の生徒であり、卒業生です。
全ての3年生の卒業を祝うために、体育館で登壇できなかった生徒のための「第1.5卒業式」、午後から行われた「第2卒業式」を挙行していただいた学校の配慮に、保護者として頭が下がる思いです。


卒業生の皆さん。
あなた方と一緒に「卒業式」に参加することが叶わなかったクラスメートがいることを、どうか忘れないでください。
255名全員が、小牧中学校の第66回卒業生なのです。

小牧中学校で過ごした3年間は、255名全員の宝物です。
楽しいことばかりではなかったでしょうが、つらく苦しい経験も、いつか懐かしい思い出になって、いつまでも皆さんの心に残っていきます。
255名の仲間たちと築いてきたすばらしい絆を胸に、それぞれの道をしっかりと自分の足で歩んでいってください。


卒業式が終わり、「門出の会」で在校生や多くの保護者に見送られ、学び舎を巣立った卒業生たちは、体育館の前で級友や先生方との別れを惜しむように語り合い、あちらこちらで写真撮影をしていました。
すっかり頼もしくなった我が子の姿を、晴れやかな笑顔で眺めている多くの保護者の皆さんの姿もありました。

この眩しいくらいに輝いている卒業生たちに、幸多からんことを心から祈っています。
すばらしい卒業式を、ありがとうございました。


※厳粛な卒業式の風景@趣味’sブログ