「授業参観」に想う(4)
- 公開日
- 2013/04/26
- 更新日
- 2013/04/26
総務委員会
学校と保護者のコミュニケーションについて、もう少し保護者の想いを聞いてください。
学校では、アンケートを取ったり、保護者会などで意見を聞いて下さいますね。
学校は、「意見を聞くよ」という姿勢は示して下さるのですが、その後のフォローがあまりないよね、と感じている保護者がたくさんいます。
たとえ検討して下さったとしても、後のフォローが何もないとそれがわかりません。
結果的に「どうせ言っても、学校は何もしてくれない」と感じてしまうのです。
学校が「学校と保護者が協力して子どもを育てていきましょう」と、いくら声高に呼びかけたとしても、保護者の意見には耳を傾けてくれないと思ったら、保護者の気持ちは離れるばかりです。
保護者の意見の中には、「できること」「できないこと」があります。
もしかしたら「できないこと」の方が多いかもしれません。
しかし、それらの意見をきちんと「聴いて」受け止めていただくことが大切なのだと思うのです。
そして、受け止めたことを見える形で示していただくことが信頼につながるのだと感じています。
しっかり受け止めていただいたのなら「できないこと」だったとしても納得できますし、それならこんな形ならどう?という違う提案につながるかもしれません。
「子どもたちの健やかな成長のために」という共通の目的を持った学校と保護者ですから、お互いの「想い」をしっかり「聴く」ことができれば、それぞれの立場でできることが見えてきて、よりよい環境づくりにつながっていくはずです。
そのためにも、学校と保護者のコミュニケ—ションはとても大切なことですね。
先日の集会での校長先生のお話しにあった「聞く」「聴く」「訊く」。
(「聞く」から「聴く」へ、そして「訊く」へ 4/22)
学校と保護者も、「聴く」から「訊く」の関係になれるように、お互いに少し意識していけるといいなと願っています。